安倍さん劇的回復で改憲エレクチオンも?「3度目の首相の座」虎視眈々

2020.11.04
by tututu
reizei20200901
 

自民党の安倍晋三前首相は1日、昭恵夫人とともに山口県長門市を訪れ、父・晋太郎元外相が眠る安倍家の墓参りをした。その後、引き続き地元である山口県内を精力的に回り、体調の回復ぶりをアピール。政治活動を徐々に再開し始めたようだ。

安倍前首相が積極的に政治活動を再開

安倍氏が地元入りしたのは、昨年夏以来で退陣後初めてとなる。安倍氏は「今、使っている薬がよく効いて、体調も非常に速いスピードで回復しています」と後援者たちに挨拶。今後は一議員として菅首相を支えながら地域振興にも尽くしていく考えを示した。

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また、安倍氏は先月、自身が会長を務めている保守系議員グループ「創生日本」の会合にも参加。首相在任期間にはできなかった靖国神社参拝も、辞任後は2度行っている。

安倍氏は悲願である憲法改正を在任中に実現できなかったことを心残りとし、「憲法論議こそ国会議員が自身の見識を示す機会」と主張。「野党は安倍政権の間は協力しないと言っていたが、菅政権では言い訳はもう通用しない」と述べた。

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こうした安倍氏の動きに対して、徐々に発言力を高めていこうとしているのではとの見方がある。出身派閥である細田派への復帰については明言を避けたが、来年中には戻るとの報道もあり、安倍氏の政治活動は今後活発化していきそうだ。

外国首脳との強いパイプを持つ安倍氏へ期待を寄せる声も一部の議員から上がっており、菅首相の今後の舵取り次第では、安倍氏の3度目の登板も現実味を帯びてくるかもしれない。

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しかし、安倍氏は1度ならず2度までも、体調不良を理由に政権を投げ出したことも事実。モリカケ問題やコロナ対応の不手際から、仮病を使って辞任したのではとの疑惑も囁かれている。

一方、首相としてのプレッシャーやストレスから解放され、体調が急激に回復したという見方もあり、政治家としての意欲が再び湧いてきたのかもしれない。

果たして安倍氏はこれからどこを目指していくのか。その動向が注目される。

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image by: 安倍晋三 - Home | Facebook

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