受験生の上位5%。頭のいい子が「解答を覚えている問題」に時間をかけるワケ

 

当時、関西で1ケタ順位だった女子生徒が、2回目を解いてこう言いました。

「大丈夫、合ってます」

2回目が5秒の子、2回目をちゃんと解く子の違いは何でしょう?

勉強の姿勢といいましょうか、目的の違いです。

⇒「答えを出す」のが目的
⇒「答えの出し方を確認する」のが目的

この違いです。

2回目も答えの出し方を確認するために、途中の式も書き、計算もちゃんとします。出た答えを見て、1回目と同じだったから「合ってます」と言ったわけです。

答えの出し方をしっかり確認して、テストに臨む。

類題だって、正解するはずです。

類題になると解けないという子がいますが、答えの出し方を確認する勉強になっていない可能性があります。

2回目を5秒で解いてしまう粋な子であれば、「いやいや、答えはいいから。答えの出し方を確認するのが目的なんだ」と教えてやればいいのです。

私なら、「解き方を説明してみて」と言うか、「ここの数字がこの場合はどうなる?」と言いますね。数を重ねるごとに、答えの出し方を確認することが重要なんだと意識させるのが狙いです。

意識できるようになると、授業の受け方も変わってきます。

学校や塾の授業からのお土産も増えれば、上位5%も夢ではないですから。

えっ、まだほど遠いですか?

それは、これからの親次第です。年内に親が変わることなら、まだできます。

自分との違い何?と探してみてください!

新しくなった『10の鉄則』

※ 高校受験を目指す親の方が対象です

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ストロング宮迫:本名・宮迫昭輔。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、タイガー山中と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

タイガー山中:本名・山中良仁。1967年生まれ。これまで中学受験、高校受験、大学受験の指導を1000人以上の子供たちに行い、集団授業、個別指導、家庭教師の授業形態を経験する。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。2003年、ストロング宮迫と成績向上委員会を立ち上げる。インターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している

 

 

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【著者】 ストロング宮迫&タイガー山中 【発行周期】 週刊

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