津田 「あと、私から放射状にコミュニケーションが延びるだけに留まらず、メンバー同士が繋がれるように仕事を割り振っていくことも心掛けました。
その時に、私は私で専門分野があるので、例えば自分で軌道計算をしたり、プログラムを書いたりして、「これだったらどう?」という形で議論が円滑に進むように、要所で自ら現場に関わっていくことを続けてきました。単に指令を出すとか言い逃げをするだけではダメで、やっぱり『本気なんだな』と思ってもらえなければリーダーは務まりません。それには知識が不可欠です。
また、自分の専門分野以外の勉強も随分しました。相手のことを知り、相手の主張を理解するためにはどうしても相手の専門分野に入り込まざるを得ないので、分からないところは素直に教えを請いながらやっていましたね。
ですから、組織をまとめていく上では『知識』と『コミュニケーション』、この2つが必要だと感じています」
※ 本記事は月刊『致知』2021年1月号特集「運命をひらく」から一部抜粋・編集したものです
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