*2021年に入り、アップルは「iOS 14」を「今春に導入」と発表。フェイスブックは独禁法違反で提訴を検討と報じられる。
2021年2月18日付
タイトル「ネット広告、規制強化へ 公取委「個人情報、不当利用の可能性」 対巨大IT、具体策検討」との記事中、次の記述。
「個人情報保護の面では、IT企業に対し、個人情報の広告利用を拒める機能をわかりやすく示すことを求めたり、利用者の検索データなどを活用した「ターゲティング広告」を初期設定にすることを禁じたりすることを検討している」と。
*グーグルが白旗か…?
2021年3月5日付
「米グーグルは3日、同社の収益の柱であるターゲティング広告で、個々の利用者のサイト閲覧の追跡をやめる方針を公表した。今後は、好みが似た利用者を束ね、その集団に対してターゲティング広告を出す方向だ。ネット上のプライバシー保護の機運が高まるなか、これに配慮する姿勢を強調している」
*政府の「デジタル市場競争会議」の最終報告書は「デジタルプラットフォーム取引透明化法」の対象分野にネット広告を追加する方針を明記するよう求め、「個人の検索履歴などをもとに広告を表示する「ターゲティング広告」については、関連する総務省のガイドラインを見直し、利用者が個人情報の利用を拒否できるようにする方法などの開示を求めている」と。
●uttiiの眼
附合契約には利用者が不利になったり、知らない間に情報が収集・利用されてしまったりすることがつきまとう。いちいちすべてを読んで解釈の可能性まで理解することなど、ほとんど不可能。となれば、国会で規制法を整備し、政府は厳しく行政指導を行っていくしかない。
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