また忖度か?コロナワクチン“副反応”を正しく伝えぬメディアの怠慢

 

厚労省のHPの「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」によれば、2月17日から5月2日までに報告された死亡事例は計28件。加えて、5月3日から5月7日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が11件。さらに、5月2日までに報告された28事例を対象に、専門家の評価を実施した結果、28事例すべてが「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」と報告されています。

また、「新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査」のこちらの報告書(「健康観察日誌集計の中間報告(5)」)には「副反応の疑い」として、突発性難聴、左三叉神経障害、浮動感、左眼瞼挙上困難、左眼違和感、急性冠症候群及び心筋炎疑いなど、実に多くの症例が記されていました。

こういった情報を見ると、改めてきちんと考えた上で接種をするかどうか?を決めるべきだし、そういった判断と「リスクよりも効果の方が大きい」という理屈は別次元に存在すると思うのです。

「因果関係が評価できない」=「因果関係がない」ではないのですからなおさらのこと。

医師や専門家は「%」という確率で示します。しかし、命は「1」。そこに確率はないのです。

頼むからメディアはメディアの仕事をきちんとして欲しい。どのチャンネルをみても、同じニュースばかり。自分たちの「視点」とか「懸念」とか、「問題意識」はどこにあるのか?

報道番組に関わった人間としては、悲しい限りです。

みなさんのご意見、お聞かせください。

時事ネタ社会問題に鋭く切り込む河合薫さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

image by: Shutterstock.com

河合 薫この著者の記事一覧

米国育ち、ANA国際線CA、「ニュースステーション」初代気象予報士、その後一念発起し、東大大学院に進学し博士号を取得(健康社会学者 Ph.D)という異色のキャリアを重ねたから書ける“とっておきの情報”をアナタだけにお教えします。
「自信はあるが、外からはどう見られているのか?」「自分の価値を上げたい」「心も体もコントロールしたい」「自己分析したい」「ニューストッピクスに反応できるスキルが欲しい」「とにかくモテたい」という方の参考になればと考えています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』 』

【著者】 河合 薫 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 水曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • また忖度か?コロナワクチン“副反応”を正しく伝えぬメディアの怠慢
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け