「子供が家のお金をくすねている」と気づいたらすぐに変えるべき事

 

その方法とは「子供を直す」のではなく、私たちの考え方を変えて、子供に魔が差す環境をつくらず、お金をくすねる経験をさせなくする事なんです。子供達が家のお金をくすねるその原因は「盗みをさせる環境下に子供を置いてしまった」ってことなんです。

もちろん親は子供を信じていますし、そんな事をしないと思っています。だからお金に対して無頓着になって、お財布をその辺に置いてしまったり、タンス貯金をしていたり、お金が減っていても気づかなかったりする。

でも「魔が差す」という事は誰にでもあって、子供が一度くすねる事に成功すると、又、やりたくなってしまうのですね。最初はドキドキしながら「やっちゃいけない事をしている」(これが罪悪感です)と思いながらやっていますが、それが二度三度と繰り返していくうちに、どんどんその気持ちが薄くなって、

この前は10円で成功したけど、今度は50円をやってみよう、次は100円玉を、500円玉を…。それもうまく行ったら今度はお札。1,000円を、5,000円を、1万円を…と高額になるとともに大胆になっていくのです。

親が気づかないと、子供の罪悪感はほとんどなくなり、チャンスを感じると、何の躊躇もなく財布からお金を抜き取るようになってしまいます。ですが、まず親がお金の管理について神経を使うようになり、タンス貯金などやめて、財布の中身を常に把握し、子供に「魔が差す」機会を減らすことで、子供はくすねる機会が減り、その「悪いことをせずに過ごした時間」が正しい罪悪感を持つようになるのですね。そして「くすねたい衝動」に勝つ事を経験しながら時間が経過することで誘惑に負けない、強い心が育まれていくんです。

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