仕事をする空間では、人はあまり話しかけないで、個人が自分のペースで仕事ができるようにする。でも、せっかく人が集まったのだから、ちょっとおしゃべりできる空間も必要。お茶を入れるティルーム等にそういう空間をつくる。そこで、知り合いの関係も育ちます。そこで、管理組合やコミュニティに関することが話題になることもあります。テレワークの推進とワーキングスペースの充実が、新たな世界を作りだす可能性もあります。
お金をかけての改装は簡単ではありませんが、コロナ禍で急速にテレワークが増えた今、マンションに新たな価値を生み出すために、ワーキングスペースの充実を考えてみるのもプラスの効果だと思います。
サラリーマンのテレワーク化は、ものすごいチャンスだと思います。時間のやりくりもできます。早く帰って、子供たちと夕食をとって、その後、ワーキングルームで残りの仕事をする。また、自宅で家事が大変だった方が、夜、ちょっと仕事を集中的にする。そんなスペースがあるといいと思っている家族はかなりあるはずです。
特に、新築間もないマンションでは、急速に、その準備をした方がいいと思います。これからできるマンションは、必ずそのことを考えているでしょうから。子育て中のテレワーク世代にとっては、貴重なマンションの魅力になると思います。
…と、この話は、知人と共に盛り上がりました。若いテレワーク世代ががんばってほしいな…と思いながら。
コロナ禍は、仕事と家で豊かに生活することをいっしょにできる形を示していてくれていると考えたいです。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2