パーパス(存在意義)
「存在意義」を意味する「パーパス(Purpose)」が、経営手法のキーワードとして「パーパス経営」となり用いられているそうです。“労働”から”知識”に「成果の源泉」が移行しているのでとうぜんです。
こんな記事が出ていました。「米スターバックスやIBMなどが加盟する団体は、消費者100万人の評価を基にした4,000社超のパーパスの点数と、収益との関係を分析した。高パーパス企業は、投下資本利益率が13.2%で、低パーパスの2倍近かった」と記されていました。より高い創造性と貢献意欲は、より高い欲求満足でしか生まれません。
米マイクロソフト再興の立役者、サティア・ナデラCEOが真っ先に取り組んだのも「パーパス」だったそうです。それは「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」と定めたのです。より高い成果の実現は、働く人の高度の満足を満たすことに起因します。
「最大の資産」である「人材の能力と活力」を発揮できなければ存続できなくなってきている企業にとって「パーパス」は必須です。この意味を熟知できるかどうかが、マネジメントの岐路とも言えます。
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