そこにあるのは「ワクワク」。『ムー」はなぜ人を魅了するのか?

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日本のオカルト雑誌といえば『ムー』と答える人は多いでしょう。詳しく知らないという人も、名前くらいは来たことがあるかもしれません。そんなマニアに圧倒的な人気を誇るその雑誌の魅力はどこにあるのでしょうか。今回は、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の中で、『ムー』編集長である三上丈晴さんが記した一冊を紹介しています。

読むしかないでしょ⇒『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』

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オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術

三上丈晴・著 学研プラス

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、全国に熱心なファンを抱える最強オカルト雑誌「ムー」の編集長が、その仕事術を語った一冊。

タイトルの時点で「買い」ですが、中身も期待を裏切らない面白さです。

第1章までは、配属先の編集長が堅気じゃなかったとか、酔いつぶれて眠りに落ちると宇宙につながっていい企画が出るとか、B型がメディアに向いているとか、どうしようもない話ばかりですが、(ちなみに土井もB型です)第2章からは、がぜん面白くなります。

当初、中高生向けのエンターテインメント誌だった「ムー」が、なぜ現在のようなマニアックな方向に舵を切ったのか、なぜ表紙に「目」があるのか、なぜ創刊は11月だったのか、どうすればマニアの心に刺さる特集が作れるのか、その秘密が明かされています。

最近はあらゆる世界がマーケティング主導になって、面白いし売れるんだけれど、何かワクワクが足りない商品が多い。

そこで何だかよくわからないけれど、神秘的で好奇心がくすぐられる=あやしい要素を入れる。本書には、その「あやしさ」を作るための方法論も書かれています。

「大推理 古代核戦争の謎」
「奇跡のリンゴ 木村秋則のUFO体験」
「グラハム・ハンコックが与那国島海底遺跡に挑む!」

など、過去のヒット記事を事例に、どうすればワクワクするものが作れるのか、その発想の秘密が学べる一冊です。

「ムー」のファン、出版・メディアに携わる人はもちろんですが、商品開発、集客のヒントとしても使えると思います。

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