これがわかると、自分で切り替えることも可能になるわけです。僕は自分の中の集中力レベルを3段階に分けおり、張り込みや受動的情報取得(動画を見たり音声を聞いたり)は1レベル、街中の運転や能動的情報取得(読書など)は2レベル、執筆やお客様への提案書は3レベルというようなイメージです。
自分で切り替えることができてなんのメリットがあるかと言うと、3レベルは脳の体力を消費するから1日の中で先に終わらせる。1レベルは体力が少なくなる夜や飲酒後に行う。などすごく効率的な1日のスケジュールが立てられるのです。
脳の体力のことを、「注意資源」とも言います。これは、睡眠によってしか回復しない有限なものなので、1日の中で何かを決断したり集中したりすることにより減っていきます。
この注意資源に集中力をどう割り当てるのか?これを気にしながら1日の予定を刻んでいくと、より濃密な1日が送れることでしょう。張り込みから得た、集中力のレベル。是非自分の集中力レベルと注意資源を理解し、スケジュールに組み込んでみてください。スケジュールの質が格段に変わります。
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