また、人間ドッグも商売だからもともと判定基準が辛めに設定されているので、結果に一喜一憂するのは意味がないとしています。
例えば、肥満の指標であるBMI値は、日本では25以上が肥満とされていますが、男性でいちばん長生きする人のBMI値は26というデータがあるのです。
血圧も正常値とされる基準がどんどん低くなっていますが、これは製薬メーカーの見えない強制力によるものだという。特にお年寄りは、血圧もコレステロール値も少し高いほうが元気なのにです。
人間ドッグの担当医は基本的に、ケチをつけるのが仕事…判定する基準がもともと辛めに設定されているのです(p59)
現代医療はグレーゾーンが大きく、健康にいいというデータがないものが多いという。薬を飲みすぎて病気になってしまう人もいるわけです。
その一方で、余命半年と言われた人が奇跡的に回復することもあるのです。だから、がんの人に運動しろ、温かいものを食べろ、漢方を飲め、そして希望を持てと話しているという。
医療業界の本音をぶっちゃけた一冊でした。テレビにしろ病院にしろ製薬会社にしろ金儲けを目的とした民間企業なのですから、その言葉の裏にあるものを見る必要があるのでしょう。
とりあえず、炭水化物と甘いものを減らしていきたいと思いました。
新見さん、良い本をありがとうございました。
【私の評価】★★★★★(92点)
<私の評価:人生変える度>
★★★★★(ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(素晴らしい本です)
★★★☆☆(読むべき一冊です)
★★☆☆☆(余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては)
☆☆☆☆☆(こういう本は掲載しません)
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