選択肢を多くする方法
選択肢を多くするにはどうしたらよいのか。それには人の意見を取り入れることが重要になってきます。書籍やセミナーからでも良いし、上司や同僚、そしてもちろん部下からの意見も取り入れ選択の幅を広げます。部下からの意見を聞くときに注意する点が3つあります。
1つ目は、話を最後まで聞くこと。途中で話を遮ることは、取るに足らない意見だと決めつけることになり、部下のやる気を奪ってしまう可能性があります。
2つ目に、部下の話を聞き終えたら、主体的に発言したことを評価すること。部下が上司に自分の意見を述べるのは勇気がいることです。その勇気を認めてあげることで、部下は意見を出しやすくなります。意見交換が活発になれば、現場に活気が生まれます。
3つ目に、全否定をしないこと。部下はあなたより知識も経験も少ないのですから、必ずしも素晴らしい意見を述べることはできないでしょう。それでも、いつも良いところを探すスタンスで部下の話に耳を傾けましょう。修正や改良を加えることによって、良い意見に化ける場合もあるからです。
これから生き残れない人は、絶対的真実思考です。自分のやり方が正しい、1つの方法しか正解がないと考え部下や人の意見を聞かず、職場を窮屈にします。メンバーはやる気を失い指示待ち社員になり、仕事が遅くなります。
これから生き残れる人は、相対的真実思考です。色々なやり方のなかから最善な方法を探そうとします。そのため部下や人の意見に耳を傾けます。現場は活気づき、社員のモチベーションも上がり、組織が円滑に進むのです。
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