北方四島が日本の領土に。核戦争で崩壊するロシアと「プーチン後」の世界

 

そして、ロ軍エンゲルス空軍基地のS300防空ミサイルは29日に作動して、自軍のSu-27戦闘機を撃墜した。S300を配備したら、今度は誤動作したようである。敵味方の識別装置の異常である。

また、シベリアの首都と呼ばれるノヴォシビルスクの倉庫で爆発後2,000平方メートルの大規模火災が発生した。原因不明の火災がロシア国内で頻発しているが、反政府勢力かウ軍破壊工作員の仕業でしょうかね。

ノボチェルカスクでロ軍150師団軍事基地の新兵舎が大炎上であるが、動員兵3人が給与支払いがないことを腹を立てて、放火したようである。ロ軍兵に無給で命を捨てろということのようだ。しかし、不満から火災が発生することになる。

それに輪をかけて、ロシア国内でも経済がおかしくなってきた。ロシアの銀行ATMから札束が消えて、使用不能になっている。このため、多くのロシア人がお金を下ろせないようであり、ATMには、長い列ができている。

銀行の破綻が起きているが、戦時中であり、破綻を隠しているようである。

ロシア財政赤字は、予算の3兆ルーブルを超える可能性があると、シルアノフ財務相は述べているので、ロシア経済が破綻寸前でなのであろう。

このため、戦争反対や非協力、海外に逃げ出したエリート層の資産を没収して、戦費に充てるようである。

敗戦国は、どうしても精神的な支柱が欲しくて、神がかりになるが、メドベーシェフ前大統領も2023年の予言として「2023年は独仏戦争になり、米国では内戦が勃発する。石油価格は1バレル150ドルに跳ね上がり、英がEUに再加盟した後EUは崩壊する」という。平時では精神的におかしいと思われるが、敗戦が迫り、精神的強迫で、このようなことも出てくるのであろう。

というように、敗戦寸前国の様相が色濃く出てきたようである。

このため、中ロ首脳会談で、プーチンは、冒頭で習氏に「われわれはロシアと中国との軍事協力の強化を目指している」と言ったが、習近平主席は、協力が政治的交流に限定されると述べたようだ。

中国からの弾薬・兵器の提供はないようであり、人海戦術を継続するために、2023年前半には、2次動員令が必要になるようだ。

なお、国際戦略コラムWEB上に、動画をUPしました。地図等もあり、現状がわかると思います。

その他の状況

セルビアは、セルビア系住民の保護を図るという名目で、コソボへの侵攻作戦を開始する可能性があり、緊張が走っている。セルビアもロシアの真似をして、他国に侵攻するようである。

もう1つ、ロ軍がいる「沿ドニエストル共和国」からの攻撃がモルトバにあってもおかしくない状況であり、注意が必要である。

さあ、どうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2023年1月2日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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