ウクライナ戦争の推移
ロ軍の兵器や弾薬が底を突いてきたようである。戦車が前線に出てこなくなった。人海作戦の突撃が中心であり、精密誘導爆弾の餌食にされている。
バフムト方面
ロ軍は、バフムトに戦力の大半を集中させているが、それでも弾薬不足になってきたようだ。バフムト前線のワグナー軍砲兵が、弾薬がなく、突撃隊の支援ができないとテレグラムに投稿している。ワグナーが北朝鮮から買った砲弾も尽きたようである。
このため、突撃行動も10から15人の分隊規模での活動しかできないようである。夜間でも、暗視装置付きドローンで行動を見つけて砲撃で排除している。
一方、ロ軍は、弾薬不足で40年以上前の砲弾が使用され始めて、不発弾が多数あるようだ。ウ軍兵が多数命拾いをしたと話す。
このため、ロ軍兵が毎日500人以上も戦死しているが、陣地を前進できず、停滞している。ウ軍は毎日突撃してくるロ軍兵を重機関銃やドローンから投下する手榴弾で排除しているという。
このため、毎日70~100人のロ軍兵が、ウ軍に降伏を希望して電話が来るようである。
また、ワグナー軍に、T-14アルマータ戦車が提供されて、バフムトで使用されているが、最前線での戦闘には使わず、後方で火砲をして使用しているようである。最新鋭戦車も火砲でしかない。
もう1つ、ワグナー以外の傭兵部隊もいて、南アのエグゼクティブアウトカムズの傭兵もいるようだ。ロシアは国内傭兵だけでは手が足りず、アフリカからも手助けを借りているようだ。この面からも世界戦になってきた。ロシア製兵器を使う諸国の傭兵部隊もかき集めて、戦うようである。お金がかかることになるが、いとわない。このため、戦費が無限大化して、ロシア経済を破壊しているようだ。
ロ軍は、攻撃軸をヤコブリフカ、ビロホリフカ、ベレストーブに変えてきたが、この内、ウ軍増援部隊が間に合わずに、ビロホリフカ、ベレストーブは、まずロ軍に占領された。ヤコブリフカは、ウ軍がまだ維持している。続いて、ロ軍はロゾドリフカに前進中であり、ウ軍は、この攻撃は撃退した。
このほかの地域も攻撃をしてくるし、防御するが、前線に変化なしですね。陣地戦は動かない。マリンカも市街地はウ軍が押さえている。オプトネは両軍の攻防が激しいことになっているが、オプトネもウ軍制圧下にあるとウ軍第53旅団からの報告がある。
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