部下を成長させたいなら、上司のあなたが「絶対に言ってはいけない」一言

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例えば“話好きのお客様”との商談だとする。

そのお客様に対して「これから構造について説明しますね」と言って30分も1時間も話を続けようとしたらどうだろう?

このタイプのお客様は3分もしないうちに飽きてくる。話が途切れたところで「わかりました。これでちょっと検討してみます」と言って帰っていくだろう。

そうではなく「〇〇について教えてください」といって話を聞いた方が何倍も喜ぶ。こうした見極めが大切になってくる。

また買う目的も人それぞれ違う。同じ家を建てるにしても

・自分だけの空間が欲しい
・建てて自慢したい
・子供と遊びたい
・広い風呂に入りたい

などなど。お客様によって目的は全く違う。まずはそこを見極める。

接客をしていれば「この部分はよく見ているな」ということが分かる。それが一つのヒントに。

それを手がかりとして「これはどうでしょうか?」と深掘りしていく。いくつか質問していけば特定できる。

お客様の興味、買う目的を見極める。こういった意識が必要だ。

部下に関してもそうだが、普段から「この人はどんなタイプで、何を重視しているのだろう」という目で観察する。意識をしていれば見極める目はどんどん進化していく。

これができるようなれば部下のモチベーションを上げられる。さらにはお客様にタイプに合わせた商談ができるようになる。ぜひ今日からまわりを意識しあなたの”観察眼”を強化して欲しい。

【今日の課題】

・部下のタイプ、まわりの営業スタッフのタイプを見極める
・お客様が何を必要としているのかを見極める

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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