イランにミサイル攻撃か。中東に波及するウクライナ戦争の火の手

 

スバトボ・クレミンナ攻防戦

一歩一歩と前進しているが、ロ軍も大量の人員と装備を集めているので、ウ軍も前進するスピードが遅くなっている。ロ軍を押しているが、ロ軍も反撃して、シーソーゲーム状態である。

クレミンア包囲網も徐々に狭まってきているが、ロ軍はクレミンナ南の森のウ軍特殊部隊を数倍の兵力で追い出したようである。クレミンナの市内からも追い出されたようであり、ロ軍の反撃が効果を出している。ここでも損害無視の攻撃である。

そして、ロ軍は、精鋭部隊である第76親衛空挺旅団をクレミンア南の森に配備し、守りを固めたようである。ウ軍も攻めづらくなってきた。

ザポリージャ州

カミヤンスケやチャリブネなどで、ロ軍の10人程度の分隊規模の攻撃チームによる地上攻撃が続けられている。ウ軍は撃退しているが、新しい行動をロ軍は開始したことになる。動員兵の訓練も終わり、攻撃行動ができるようになってきたようだ。

歩兵中心の攻撃であり、機甲部隊ではないので、対応方法はあるので機甲部隊を整備して、損害無視の歩兵攻撃を止めることである。

インフラ攻撃

1月26日には、ロ軍は55発のミサイルと、24機のシャヘードで攻撃したが、ウ軍はミサイル47発とドローン全機の撃墜に成功した。数発のミサイルが、ビニツィア州とオデーサ州の重要なインフラ、民間地区に着弾した。この攻撃で、11人が死亡、11人が負傷したと。迎撃率も向上して85%になっている。ドローンは100%の迎撃率である。

ロ軍も今までは、巡航ミサイルは70発程度の攻撃であったが、50発と少なくなっている。ミサイル枯渇の影響でしょうね。生産数は月10発程度であり。攻撃密度を縮小するしかない。もう1つ、2発の極超音速ミサイル「キンジャル」も含まれていた。

宇デジタル相ミハイロ・フェドロフ氏は、「ドローンハンター」が6機、すでにウクライナにあり、ロシアのドローンからエネルギー施設を守っているとした。このため、ドローンはすべて迎撃できたようだ。

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