どうしていじめはなかったという結論になったのか。矛盾ばかりの校長
■校長に対して
初めて面談をした時、加害者のことを「負けた試合を見てたけど、この子らラケット投げるんじゃないかな?みたいな感じ、ジダンダ踏んで。自分たちが客観的に見てもキツイ。感情のコントロールが充分でない。だから、娘さんみたいに繊細で優しくて、他の子の気持ちをおもんばかれる子にとって見ると、やっぱり理解できない子たち。加害者から見ても、娘さんっていうのは苦手な存在で、何でそんなに他の人のことをおもんばかって、そんなに優しくできるよって。精神科的な治療が必要な子だと思っている。加害者がそういう子だというのは、先生たちも重々…もう出ちゃってる子なんで。自分も負けた瞬間は目を疑った。女子でああいう子は初めて見た」と、はっきり言っていましたが、治療が必要な子だということは、保護者に伝えたのでしょうか?
「いろんな情報を勘案すると、首謀して無視をしているような事は、十分にあり得る。加害者の、部活以外の事例から考えてもそれはある。それも指導はするんだけども。課題意識は持っている」とも言っていましたが、どうしていじめはなかったという結論になったのでしょうか?
いじめを訴え休みがちになっている娘に「辛く当たられてももう一回り大きい愛で、彼女を包んであげようか?って言うようなところはできないか?」と言うのは酷な話しです。
「下級生へのいじめは別物だ」とも言いましたが、同じ子ども(グループ)が問題をくり返しています。決して別物ではありません。
「未来のことであれば寄り添うことは可能だと思うが、過去のことには」と笑いながら言われた時は本当に怖かったです。学校の責任者として、全ての行動がいい加減だったと思います。今後、教育には関わってほしくありません。
かつて娘が救った「元いじめられっ子」が取った恥ずかしい行動
■加害者らに思うこと
─ 阿部 いじめの加害生徒に何か言いたいことはありますか?
─ 被害保護者 自分がもし娘と同じ立場になったら、皆さんは耐えられましたか?誰も目を合わせてくれない、話してくれない、挨拶もしてくれない。1人ぼっちになっても平気でしたか?想像してみてください。
娘は本当に卓球が大好きだったので、みんなに無視されて辛くても頑張って部活に行きました。もし、自分だったら行けますか?
主犯と思われる子。いろんな子の悪口を言ったり、1人をターゲットにして無視したりして、気分は晴れましたか?親や先生の前では良い子にしていて、陰でそんなことを繰り返して苦しくないですか?とても可哀想な子たちだと私は思っています。
みんながいない時にコッソリと応援うちわにメッセージを書いてくれた2人。ありがとう。
何か思うことがあってそういう行動に出てくれたんだよね?何を思っていたのかおばさんに教えてほしいです。なぜ娘だったのか?真実が知りたいです。
そして部長さん。あなたは1年生の時ターゲットになりました。娘はどうしていましたか?あなたに寄り添っていませんでしたか?帰り道遠回りしてまで話しを聞き、泣きながら電話をしてきたあなたを励ましたはずです。
なぜ娘がターゲットになった時、同じことができなかったのですか?自分のやっていることが恥ずかしくなかったですか?私はあなたを見ていて恥ずかしかった。【私はいい子です】って顔をしているのを見るのが恥ずかしかったです。今からでも遅くありません。本当のことを話してほしい。大人になってから後悔したり、苦しむのは自分です。よく考えてみてください。
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