韓国元大統領の孫が暴露「光州事件で発砲命令を出したのは祖父」

 

彼らの前に立ったチョン氏は「捜査に最大限熱心に協力して早く捜査を受けて出てきて5・18遺族と被害者の方々に謝罪したい」と話した。取材陣が謝罪を決心した理由を尋ねると、チョン氏は「罪人だから」と短く言及した後「私の人生が大切なだけにすべての人々の人生が大切で、私は今生きているがその方々は今いらっしゃらない」と話した。

家族の反応に対しては「私を狂人扱いしたり、あるいは心から大切にしたり」としながら「韓国に行くなと言ったりする人もいるけど、今は全く連絡がない」と答えた。

チョン氏は最後に、自分の麻薬投薬容疑も認めた。彼は17日(韓国時間)、生放送中に麻薬と推定される物質を数回服用した後、幻覚症状をおこし、米国ニューヨーク現地の警察と救急隊員によって病院に搬送されるような場面もあった。チョン氏はこの日「ユーチューブ放送で私の罪を逃れられないように全てお見せした」とし、「アメリカの病院に私が麻薬を使った記録があるので確認してみてください」と述べた。

午前6時54分、警察は待機させておいた黒いバンにチョン容疑者を乗せてソウル麻浦区のソウル庁広域捜査団(馬水台)にまっすぐ移動した。警察は庁舎でチョン氏の髪の毛など身体を押収捜索する予定だ。捜査は全氏の周辺人物にも拡大している。ソウル警察庁は前日の記者懇談会を通じて「チョン氏がSNSやメディアインタビューなどで麻薬使用犯として名指しした周辺人2人に対しても麻薬投薬可否などを調査中」と明らかにした。

2月14日からチョン・ドゥファン一家の秘密資金疑惑と家族・知人たちの麻薬・性犯罪疑惑など度重なる暴露戦と生放送麻薬騒動などを繰り広げてきたチョン・ウウォン氏の2週間にわたる韓国をひっくり返すほどの出来事は、この日の「逮捕」で一段落した。

5・18遺族と被害者の方々から謝罪を受け入れるという返事をもらっているようなので、捜査が終わり刑に服す期間が終われば光州に行って心からの謝罪をするものと思われる。

あの世に行った全斗煥氏もこれでいくらか楽になるんじゃないだろうか。ちなみにオイルパルで全斗煥大統領のすぐ下で行動していたノ・テウ元大統領は生前に謝罪をしている。本人は病院にいて息子を光州に送って謝罪をしている。5・18遺族と被害者の方々も謝罪を受け入れている。

犯した罪があるならばこの世に生のあるうちに償い(謝罪)をすべきことを今回のチョン・ウウォン事件は教えてくれている

(無料メルマガ『キムチパワー』2023年3月29日号)

image by: mark reinstein / Shutterstock.com

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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