4.全社的なネット販売への理解
会社としてネット販売に移行するには、経営陣を含めた全ての部署の責任者にネット販売への理解や知識の共有が必要になります。担当者だけで進行するにしても、必ず組織や予算の問題にぶつかります。ネット販売とは一つの部署だけで完結するものではなく、全社的な取り組みです。全社的なECビジネスに必要な知識や情報を共有するためには、以下のような方法で勉強してもらいましょう。
(1)ECに関する書籍やWeb記事の読み込み
ECに関する書籍やWeb記事を読み込むことで、ECビジネスに必要な知識や情報を習得できます。特に、成功事例や失敗事例を学ぶことは、ビジネスの戦略を考える上で大変役立ちます。有効な記事のファイルを回覧したり、共有する仕組みをつくりましょう。
(2)ECに関するセミナーや勉強会の参加
ECに関するセミナーや勉強会に参加することで、最新のトレンドやノウハウを学ぶことができます。また、他社の経験を聞くことで、自社のECビジネスの改善点やアイデアを得ることができます。
会社がセミナーや勉強会を主催することは、講師の専門家とのコミュニケーションや社員間の情報の共有にも役立ちます。また、会社の業務の一環として、外部のセミナーを受講させることも効果的です。これにより、社外の人的ネットワークを構築することができます。
(3)ECプラットフォームの利用
実際にECプラットフォームを利用し、ECビジネスの仕組みや手続きを学ぶことができます。
最初の段階では商品を絞り、小さな規模で試験的な運営を行いましょう。
(4)社内勉強会の開催
社内勉強会を開催し、各部署の担当者が自分たちの業務に関するECビジネスの知識を共有することで、全体最適化を図ることができます。
この勉強会では、社内の実践的な情報共有、知識の共有が主な目的となります。必要ならば外部の専門家にファシリテーターをお願いしても良いと思います。
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