7.ネット販売に必要な投資
企業が事業として取り組むのですから、小さな規模のままでは困ります。例えば、年商3億円程度のビジネスを行うには、どのような費用を予算計上することが必要でしょうか。
以下に必要な投資について考えてみました。それぞれの項目について、予算見積もりをしてみましょう。
(1)オンラインストアの構築費用
ECサイトの作成やカスタマイズ、システム開発や保守、デザインなどの費用が必要になります。自社で開発する場合は、エンジニアの雇用や設備投資が必要です。
(2)広告費用
広告費はECビジネスにおいて非常に重要な要素です。適切なターゲティングとクリエイティブな広告コピーを設計し、適切な広告媒体に投資する必要があります。広告費にはGoogle AdWords、Facebook広告、インフルエンサーマーケティング、リターゲティング広告などが含まれます。
(3)人件費
EC事業を展開するためには、ECサイトの運営に必要なスタッフが必要です。WEBデザイナーやエンジニア、コンテンツライター、カスタマーサポートスタッフ、デジタルマーケティングスタッフなどが含まれます。
(4)物流費用
ECビジネスでは、商品の保管、梱包、発送、配送追跡などの物流に関わるコストが必要になります。最適な物流会社との契約を行い、顧客への迅速で正確な配送を実現することが重要です。
(5)商品の仕入れ費用
ECビジネスでは、商品の購入や生産に必要なコストが発生します。安定した商品供給を確保するために、取引先との良好な関係を築くことが必要です。
以上は最低限必要とされる投資ですが、これ以外にも、顧客ニーズの分析や顧客体験の向上、新しい商品の開発や販売促進キャンペーンの実施なども重要になります。
この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ









