見捨てられたプーチン。ロシア政府が「クーデター蜂起」を託す人物の名前

 

着々と進むウクライナへのF-16供与開始の準備

すでに、12個旅団中、欧米で訓練された9個旅団がドニプロ市郊外に集結していて、戦闘開始に向けて、最終調整をしているという。このため、ロ軍もドニプロ市への砲撃を強化している。

当初、ヘルソン市とドニプロ市近郊の2方面に展開していたが、ドニプロ川の渡河作戦が、ロ軍の砲撃で無理となり、全面的にドニプロ市郊外に集結したようである。

ということで、メルトポリ攻撃をメインで、マリウポリへの攻撃がサブということのようである。この攻撃は数か月続くことになるが、攻撃開始から数か月後には、F-16の参戦もあり得ることになる。

この集結地にロ軍は空爆をして、事前に叩く必要があるが、それができないようである。

SU-24がザポリージャ州のウ軍陣地を空爆しようとしたが、対空ミサイルで撃墜されている。ウ軍のS300防空システムのミサイルが枯渇して、ロ軍の航空機を撃ち落せない状態であるが、集結地付近の防空体制は欧米防空システムで盤石なのであろう。

ゼレンスキー大統領のG7参加で、F-16の供与が確実になり、F-16の訓練も開始したので、4ケ月後の9月にはF-16の供与が始まることになる。12機を1つの塊として提供されるという。事実、オランダはパイロット訓練終了直後にF-16戦闘機をウクライナに移送するという。

スウェーデンは、グリペン戦闘機へのパイロット訓練を行うとして、ウ軍への供与を行うようである。このグリペンは、多目的戦闘機であり、使い勝手が良い。

そして、F16の兵装として、AMMRAM中距離対空ミサイルやマーベリック対地ミサイルの供与とカナダはAIM-9サイドワインダー43発を供与するという。これで、防空能力と、攻撃力は大きくなる。

ロ軍では、F-16以上の性能を持つ戦闘機はSU-35などの最新鋭戦闘機になるが、ウ軍の防空システムとの組み合わせで、勝つ可能性が高まるようだ。

もう1つ、ロシア占領地へのウ軍攻撃時には、ロ軍攻撃機の攻撃を受けるので、そのロ軍攻撃機基地への無人機による攻撃を強化している。

ロストフ州のタガンログ空軍基地やモストフ空軍基地がドローンUJ-22により攻撃を受けている。これらの基地からウ軍部隊へ空爆をするロ軍攻撃機が飛び立っているので叩く必要がある。

しかし、6月には、レオパルト1A5が110両がウ軍に供給されるし、9月にはF-6が供給されることになる。ウ軍のいつ、本格攻勢に出るのかは、まだわからない。

EUは、ロシア凍結資産1,966億ユーロの内、ロシア中央銀行資産の1,800億ユーロをウクライナに移動させるという。日本円で約27兆円であり、ウクライナの年間予算が11兆円であるので、2年分の予算に匹敵することになる。

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