「お前殺す」献金被害者のメンタルを壊しにかかる卑怯者の正体
被害者への教団信者と思われる誹謗中傷は本当にひどいものです。その人の心を殺すような行為につながるからです。
元妻が信者で1億円もの献金をして、そのもとで暮らしていた30代長男が自ら命を絶ち、そうした辛い気持ちで、必死で被害の声を上げている橋田さんのもとに「お前殺す」という電話が4回入ってきたといいます。
ただし相手は教団の関係者なのか、賛同者なのか、それとも別の第三者なのか。それはわかりませんが、橋田さんにこのような誹謗中傷をする人は、教団に関わりのある者の可能性はあると思っています。
橋田さんは「この電話を受けた時、心にグサッときました。しかし負けません」と気丈に話しますが、本当に被害の声をあげる多くの人がこのような個人攻撃を受けて、メンタルを壊されようとしています。
その言葉を発する人物は顔も出さず、名も名乗らず、誹謗中傷をする。姑息であり、卑怯、卑劣としかいいようがありません。愛のかけらさえもありません。
時をさかのぼれば、1980年代からずっと教団を批判する者たちに対して、旧統一教会の組織的攻撃が行われています。それは教団に反対する行為は、サタンのなせる業とみているからに他なりません。その攻撃性の刃は、今、社会に向けられてきているといえます。
『鬼滅の刃』のキャラクターと重なり合う、統一教会の解散命令に向けて戦う元信者、宗教2世、被害者家族、弁護士たち
漫画というものは、人によってそれぞれの見方、思いがあると思います(アニメ、漫画を見ていない人はわからないかもしれませんが、すみません)。
『鬼滅の刃』(集英社・「刀鍛冶の里編」はフジテレビ)を見るたびに、引き込まれます。というのも、見るたびに、旧統一教会の解散命令に向けて戦う元信者、宗教2世、被害者家族、そして教団と戦うための法律という剣を提供してくれる弁護士らの姿に重なってみえてしまうからです――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2023年6月28日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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