ジャニーズの次に暴かれるのはテレビ局の闇
同誌によると、ジュリー氏は4時間以上も続いた会見の直後に羽田空港へ向かい、ハワイ州ホノルル行きの飛行機に飛び乗ったという。
会見の直後ということはちゃんと計画を立てて初めからそのつもりで行ったのだろうが、どうしても「心からの反省」が欠落している。これが芸能界の当たり前のやり方なのだろう。
ガーシーがクリーンにしたかったのは、何も芸能界の「金と性」だけではなく、性根だともいえる。
『事務所の危機に旅行なんて』『事務所のスタッフやタレントがあまりにもかわいそう』『タレントは悪くないのに、つらい思いをさせておいて自分は豪遊とかあきれる』『会見直後で注目が集まっていることはわかっていただろうに、旅行しちゃうなんて……』などと、ドン引きする声が上がっているのだ。
それは当然のこと。芸能界汚染者はもはや通常の感性は持ちえてはいない。これはすべての関係者ではないのであしからず。
ジャニーズ事務所のタレントを起用した広告を企業が見直す動きが急速に広がっている。2010~20年にネスレ日本で社長兼CEO(最高経営責任者)を務めた高岡浩三氏は、自身のフェイスブックにこう語っている。
「クライアントサイドにいた私でさえ、(故ジャニー喜多川氏の性加害について)20年以上前からうわさとして知っていた。だから一度も事務所のタレントを広告に起用しなかった」と。
更に、
「今更、ジャニーズ事務所のタレントと契約しないという大手クライアントこそ、この手の問題を知っていたはずだし、知らなかったとしたら恥ずべきことだ」と指摘した。
なんとか矛先を芸能人単体へ向けてきたテレビ局だが、企業に潤してもらっていながらも、企業が真実を語り始めてしまったから面白い。
芸能界の重鎮であるジャニーズ事務所の崩壊とともに、すでに矛先はそれに関わった企業にまで及んできた。そして、次はとうとうテレビ局だ。ここが一番の闇だろう。誰も触れない、関わらないーー
(メルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』2023年9月23日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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