社名を変えても変わらぬ本質。ジャニーズ「影の支配者」白波瀬 傑氏の正体

 

その東山氏が会社の代表をやるというのだから、これも大問題。まさに鬼畜の社長の誕生ではないか。それを熟知して、身近で感じていたら、「ジャニー喜多川の問題なのに、もうタレントには関係ないから事務所への追求なんかするな」とは言えないだろう。

これにはとてつもなく大きな問題が絡んでいる。

自然発生的に良心の呵責がジャニーズ事務所役員全員を網羅して、正しい純粋さが暴走して全部真実が露呈される…そんなことはこのような芸能界では絶対に無いだろう。

だからこそ、臭いものに蓋をし続けた古い習慣的な鉄壁に対して、新しい息吹が挑むときがまさに今なのだと思う。

突っ走る東京新聞記者の望月衣塑子さん、週間文春の記者さん、ジャーナリストの佐藤章さん、どうぞ、頑張ってください!と熱いエールをいつも送っている自分がいる。既成概念や良心もない古い習慣を叩き潰してもらいたいと感じている。

さて、ここで問題なのが、白波瀬傑前副社長という人物だ。

この人物が闇のジャニーズ事務所を裏で糸を引く影武者だったという。ところどころこの白波瀬氏の名前は出てくるのだが、正直なところよくわからなかった。白波瀬傑氏の現役時の名刺は当時“銀ピカ”だったというから面白い。

ジャニーズ事務所が10月2日に行った会見で、運営を担当したコンサルティング会社が「指名候補記者リスト・指名NG記者リスト」を作成していた問題については、「リストはジャニーズ事務所の要望に基づいて作成された」という運営スタッフの証言を「FRIDAYデジタル」が5日、配信した。

ジャニーズ事務所はリスト作成には関わっていないと、重ねて強く関与を否定しているが、クライアントに対して優秀?なコンサル会社が一つ一つ確認をせずにリストを勝手に制作することなどあるものなのだろうか。

藤島ジュリー景子前社長や、白波瀬傑前副社長のマスコミ操縦方法があの2回目の会見に表れていたという。

2日の会見では、指名されなかった“NG記者”やジャーナリストの存在ばかりが目立っているが、実はもう一つ、注目されていない事実があるというのだ。

NGリストには入っていないのに、当日はほとんどのスポーツ紙が質問をしていなかったらしい。性加害問題の本筋に鋭く切り込んだスポーツ紙はなかったというのだ。

その一方で、スポーツ紙は記者会見前後も「木村拓哉のエージェント契約」といった“抜き”と呼ばれる関連情報を他社に先んじて報じているとのこと。“アメ”を貰ってありがたがるスポーツ紙の方がむしろズブズブの関係で、その関係性は今も変わらないということらしい。

「やはりジャニーズ事務所の闇を知る白波瀬氏の存在が大きいのではないか」と、テレビ局関係者が語っていた。一度、引っ張り出して記者の熱き質問を受けていただきたいと思う。

「白波瀬氏は、事務所が設置した再発防止特別チームの調査報告書で、ジャニー喜多川氏の姉・故メリー喜多川氏や、ジュリー氏らと共に、ジャニー氏に対する監視・監督義務を全く果たさず、性加害の継続を許す要因になったなどと指摘された人物。

 

副社長を引責辞任しましたが、事務所には引継ぎ名目で今も嘱託社員として残っています。つまり、肩書きがなくなっただけで、いまだに暗躍し、テレビ局やスポーツ紙に目を光らせている。

 

9月7日の会見以降も、メディアに対し、報道内容について電話で抗議したという話が一つや二つではありません。FRIDAYデジタルが『ジュリー氏も会場にいた』と報じ、ジャニーズ側は『事実無根』と完全否定していますが、実質的に2日の会見を裏で仕切っていたのも白波瀬氏でしょう。構造は全く変わっていないのです」

というのだ。

ジャニーズ事務所が名前を変えて新エージェント会社を設立しても、“ジャニーズの闇を知る人物”が説明責任を果たさない限りその本質は全く変わらないのだろう。

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