なぜ、お笑い芸人を辞めて「ニート」になった彼は億万長者になれたのか?

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お笑い芸人からニートを経て億万長者へ。そんなフィクションのようなサクセスストーリーが実際にあるのです。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者土井英司さんは、起業家の森武司さんが書いた一冊の本を紹介しています。

【お笑い芸人から年商146億円?】⇒『スタートアップ芸人』

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スタートアップ芸人

森武司・著 ダイヤモンド社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、お笑い芸人、ニートを経て、年商146億円の企業を作った、森武司さんによる起業本。

著者は、NSC(吉本総合芸術学院)に入学して、4年間お笑い芸人として活動しましたが、吉本若手の大会決勝で野性爆弾と戦い、30対0の大敗北で引退を決意。その後、ニートを経て起業の道に入ったようです。

本書のなかでも力点が置かれているのが、企業を成長させるための「仲間づくり」。

どんな人間を探してきて、仲間にするか、仲間をどう成長させるか、仲間とどう絆を深めるか、顧客や取引先をどうやって巻き込むか、著者の持論が展開されています。

会社の成長につながるAランク人材をどうやって口説くのか、エピソードを交えながら語られるノウハウは、一読の価値があると思います。

「仲間づくり」というとどうしてもフワッとした印象がありますが、本書のすごいところは、その仕組み、ノウハウがきちんと確立できている点。

顧問紹介・顧問派遣サービスから無理なく一流の人材を得る方法、コンサルティング会社に多額のお金を払わなくてもノウハウを得る方法、相手がやる気になる役割の言い渡し方などは、じつに勉強になりました。

成長著しい起業初期の頃に読んでおけば、会社の成長に著しい違いが出ること、間違いなしです。

他にも、月一回の役員会で結束を強める仕組みや、悪口、陰口を言わない仕組みなど、仲間を大切にする著者のマネジメントの秘訣が示されており、創業期・成長期のマネジメントで苦しむ経営者には、ヒントとなる内容です。

著者らが挑んだマーケティングに関する記述もあり、スタートアップの経営者には、ぜひ読んでいただきたい内容です。

エピソード、文章も面白く、起業物語が好きな方には、きっと刺さる内容だと思います。

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