統一教会の「敗訴ラッシュ」が続くのか?元信者が読む“逆ギレ裁判”の行方

 

2.24年3月は、旧統一教会の敗訴ラッシュが続くことになるのか

22年に、統一教会(世界平和統一家庭連合)は、教団への批判的な報道をするテレビ局や弁護士、ジャーナリストらを名誉棄損で訴えました。

「ミヤネ屋」(7月20日放送)の内容に対して、読売テレビと紀藤正樹弁護士を、「スッキリ」(8月19日放送)の内容について、日本テレビと有田芳生氏を訴えた裁判も起こしましていますが、公開で行われた2つの裁判の判決が、24年3月に言い渡される予定です。

これまで紀藤弁護士と、有田芳生さんの裁判を時間のある限り傍聴してきましたが、その状況から、ほぼ旧統一教会の主張は受け入れられていない状況での結審との印象をもっていますので、教団の敗訴ラッシュが続くのではないかと思います。それにより、いかに不当なスラップ訴訟であったかが、明らかになるかと思います。

有田芳生さんは、裁判の最終陳述で「典型的なスラップ訴訟の効果と言わざるをえません」と述べており、一部、「有田芳生さんと共に旧統一教会のスラップ訴訟を闘う会」HPより抜粋します。

番組のテーマは、教団との癒着を断ちきれない萩生田光一自民党政調会長への批判でした。スタジオ出演した私は、教団との癒着を断つべき理由として、「霊感商法をやってきた反社会的集団だっていうのは警察庁ももう認めているわけですから」と発言しました。かなり長い多くの発言のなかの、たった40文字、たった7秒。しかも番組本来の主題である萩生田議員批判とは離れた発言でした。教団はここを狙い撃ちしてきました。

 

この私の発言が、視聴者の認識にどれほど届き、統一教会のいかなる名誉を毀損したというのでしょうか。

 

教団の教義に基づいて信者たちが行ってきた霊感商法や高額献金勧誘の悪質性・組織性・継続性は、教団を「反社会的集団」というに相応しいものではありませんか。そのことは、本件に提出された厖大なこれまでの判決が明らかにしています。

としていますが、その通りだと思います。今後の裁判所からの判決が待たれます。

有田芳生さんと共に旧統一教会のスラップ訴訟を闘う会

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