【朗報】一人暮らしの高齢者は「ペットを飼う」ことで“認知能力の低下を抑制できる”という研究結果

 

単独生活と認知症リスク

◎要約:『地域で単独生活を行っている場合には、他者と生活している場合と比較して3割程度認知症発症のリスクが高い可能性がある』

昨日はペットと暮らすことで単独生活の認知症リスクが軽減されるという内容をご紹介しました。

今回は、単独生活の場合の認知症リスクが実際どのくらいなのかを調べた研究(メタ・アナリシス)をご紹介します。

Living alone and risk of dementia: A systematic review and meta-analysis

単独生活と認知症リスク

単独生活と認知症発症との関連を調べた12本の研究が分析の対象となりました。

複数の研究の結果を統合し、単独生活の認知症発症に与える影響を算出しました。

結果として、以下の内容が示されました。

・今回分析の対象となった研究全体のデータからは、単独生活を行っている場合、認知症発症の相対的リスクは、1.30倍となっていました。

・特にバイアス(研究結果の偏り)が少ないと思われる研究に絞ると、認知症発症の相対リスクは1.31倍となっていました。

認知症発症に関して、様々なリスク因子がある中でも、単独での生活は比較的影響の大きな要因であると思われました。

image by: Shutterstock.com

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