優しい人は、どうして優しくいられるのでしょうか?無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが今回紹介するのは、精神科医の和田秀樹さんが書いた「優しい人になるために必要なこと」についてまとめた一冊です。
【「優しい人」になるには。】⇒『なぜか人生がうまくいく「優しい人」の科学』
和田秀樹・著 クロスメディア・パブリッシング
こんにちは、土井英司です。
以前お話ししたと思いますが、土井は昔、母親に「優しさの秘訣」を聞いたことがあります。
母の答えは、「余裕だべな」でした。
余裕を持てば、優しくできる。
シンプルですが、真理を突いた答えだったと思います。
本日ご紹介する一冊は、心に余裕を持ち、優しい人になるためのノウハウを述べた、自己啓発書。
著者は、数々のベストセラーを持つ、精神科医の和田秀樹さんです。
正直、「科学的」かと言われると、怪しい部分もありますが、優しい人になるための考え方、行動を体系化したという点で、役に立つ内容です。
発売1週間で重版が決定したらしいので、今、ニーズのあるテーマなのだと思います。
本書を読めば、なぜ私たちが人に優しくすることを躊躇してしまうのか、SNSで攻撃的になってしまうのか、相手の気持ちを理解できないのか、その理由がよくわかります。
なかでも、<「共感能力」を高めるための五つの注意点>について書かれた部分は、実践的で読むべき内容と思いました。
マネジメントをしていたり、お客様と接したりしていると、理不尽なことが多くあり、人に優しくできない精神状態になることが、多々あると思います。
本書には、そんな時でも優しい人でいられるノウハウが書かれています。
良い人間関係、良い精神状態を保つために、ぜひ読んでおきたい一冊です。