4.詐欺グループも想定外のなりすまされた有名人らの行動
これまでハリウッド俳優をかたり、世界中の人たちからお金を巻き上げてきた詐欺グループは、ここ数年、日本人をターゲットにしたグループを立ち上げて狙ってきています。
これまでSNSのプラットフォーム側は何の対策を打たないままの状況でしたので、かなりの被害が広がりました。
しかし前澤友作さんや堀江貴文さんといった、なりましの被害を受けた有名人らが国に対して詐欺につながる広告を出すプラットフォーム側の広告規制を促すなどの行動をとっています。さらに、前澤氏はフェイスブックやインスタグラムの運営会社であるアメリカのメタ社を提訴するとも話しています。この動きは、運営会社だけでなく、詐欺グループにとっても想定外だったと思います。
旧統一教会の問題もそうでしたが、国の側が何らの被害を防ぐ対策を講じなかったために、高額献金や霊感商法の被害が長年にわたって生み出され続けてきました。
「何もしない」これは詐欺や悪質商法を行う者たちにとって、追い風となります。
そうした状況を許さない行動に対して、私自身も微力ながら、記事などを通じて援護射撃ができればと思います――(この記事はメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』2024年4月14日号の一部抜粋です。続きは、ご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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