「この人アカンわ」岸田総理の米議会“売国演説”を京大教授が激辛採点!新聞が報じぬ対米従属 日本を壊す不治の病

 

在日米軍は「米国のため」に日本に存在している

じゃ、本来なら在日米軍をどう表現するかと言えば、一応タテマエとして、

  1. 米国の国益のために、極東に軍隊を配置したいと考え、日本にその旨を提案した、
  2. その提案を、日本が吟味し、日本の主権をもってして受け入れ
  3. つまり、日米双方の国益の視点から在日米軍の存在が合意されている

という事を前提とした発言としなければなりません。

だから、絶対に「米国の拡張抑止力for Japan」ではなく、「米国の拡張抑止力in Japan」と言う言葉を使わねばなりません。

しかも実際には、そのextended deterrence は「against Japan」という側面もあるんです!

つまり、二重統治論と言いますが、在日米軍は、中ソ朝に対する抑止力として日本に(in Japan)存在しているという側面があると同時に、日本の再軍国主義化を抑止するためのものとして(against Japan)も存在しているんです!

つまり、そのextended deterrenceはin Japan、つまり「日本に」存在しているのは存在していますが、その目的は徹頭徹尾、for USA、つまり「米国のため」に存在しているのであって、決してfor Japan、「日本のため」に存在いているのではないのです!

だからちゃんとした英語にするならextended deterrence in Japan for USAと言わなけりゃいかんかったわけです!

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