小池百合子東京都知事の「学歴詐称疑惑」再燃により、故・野村克也さんの妻として世間を騒がせた“サッチー”こと故・野村沙知代さんに注目が集まっています。沙知代さんにもかつて、遊び先のNYでたまたま立ち寄ったコロンビア大学を「最終学歴」としていた時期があり、それを週刊誌が引き合いに出したのがキッカケ。ただ、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、このふたりを比較することに「強い違和感を覚える、ちょっとレベルが違い過ぎるというか…」と戸惑いを隠せない様子。一体どういうことなのでしょうか?
学歴詐称疑惑が再燃、小池百合子都知事に「容赦ないヤジ」
大谷翔平の元通訳、水原一平容疑者に続いて、今度は小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑が再燃しています。
昨日告示され選挙戦が始まった衆議院東京15区の、補欠選挙立候補者の応援に街頭に現れた小池都知事に対しては案の定、容赦ないヤジも飛び交っていたようです。
小池都知事が、わざわざ演説で中東問題に自ら触れたことも話題になりました。
小池都知事の学歴詐称疑惑は、月刊『文藝春秋』で元側近が告発した記事がきっかけですが、4月12日の定例会見で小池都知事は「カイロ大学が卒業を認めている」と発言しています。次なる展開に注目ですね。
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学歴詐称といえば“サッチー”こと故・野村沙知代さんではあるけれど…
この疑惑に『デイリー新潮』が、故・野村克也さんの妻で“サッチー”こと故・野村沙知代さんのケースを引き合いに出した記事を掲載していました。
今から28年前、1996年の衆議院選挙に立候補したサッチーは、“遊びに行ったニューヨークでたまたま立ち寄ったコロンビア大学”を最終学歴と自らのプロフィールに記し、大騒ぎとなったのです。
しかし私は、小池都知事とサッチーを同じ土俵に上げたことに非常に強い違和感を感じました。ちょっとレベルが違い過ぎるような気がしたからです。
当時の大騒ぎが私の頭の中に蘇ります。
私もこの取材に対応したのですが、その時偶然目にした60年以上も前のサッチーの名刺は今でも鮮明に憶えています。
情報提供者から差し出されたこの名刺は、野村氏と再婚する前の1957年に結婚した夫と知り合う前、サッチーが“商用”で使っていたというもので、そこには「I hope see you soon!」(また会いましょうね!)と自筆で書かれていました。
情報提供者によれば当時のサッチーは、米国軍人専用の、今で言うキャバクラみたいな風俗店で働いていたそうで、「次も私を指名してね!」という意味が込められた名刺だということでした。
国民学校高等科を卒業しただけのサッチーが、片言の英語での会話をこの店で重ねたことで最初の結婚相手…ユダヤ系アメリカ人将校とも結婚できたのではないか…とこの情報提供者は教えてくれました。
当時の私は目の前に提示された可愛らしいピンク色の名刺と、立候補した“鬼妻”とか“毒舌”で人気を得ていたサッチーのギャップをとても不思議に感じたものでした。
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ニセモノではなかった野村沙知代さんの英語力
後にサッチーの学歴詐称を取り調べたという若狭勝弁護士(元東京地検特捜部副部長)が、「彼女の英語力を調べるために、2ヶ国語放送のニュース番組を聞かせ、訳させてみた」と証言していますが、これを楽々とクリアしたというサッチーの読解力は、勤務先での実戦英語会話に鍛えられ上げた賜物だと私は解釈しています。
サッチーといってもうひとつ思い出すのは、この4年後に発売した『Stay Young Forever 野村沙知代』という写真集のインパクトです。
“人生経験豊富な68歳が写真集を発売して誰が買うのか…”と。
この写真集の企画発案者は、サッチー応援団のひとりだった高須基仁氏でした。
御存知ない方には申し訳ありませんが島田陽子や天地真理、林葉直子や高部知子、現在のLiLiCoこと当時のLILIKOのヌード写真集を次々と発表し、“ヘアヌード仕掛け人”とか“脱がし屋”と呼ばれていた名プロデューサーです。
しかしやはり全てが上手くいくことは無く、この写真集の“返本率95%”…書店に並べられた本がほとんど手付かずで戻された事は今でも出版界の伝説になっています。
怖いもの見たさでそぉ~っと覗いたサッチーのセクシー・ショットの衝撃は、今だに私の脳裏から消えません…。
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次は小池都知事が問われる「本物かニセモノか」
今年の7月には都知事選も控えています。
小池都知事も話していますが、都知事以外でも、何故選挙戦が始まるという時期に立候補予定者の様々なスキャンダルが浮上するのでしょう。
立候補で注目されるから過去がクローズアップされるのか、それとも立候補者を邪魔したい誰かが糸を引いているのか…不思議です。
いずれにしてもこの疑惑がどんな形で展開していき、選挙戦にどんな影響を及ぼすことになるのか、注目していたいと思っています。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 東京都知事 小池百合子の活動レポート - Home | Facebook