「松本人志はコロナ利権に潰された説」はデマか真実か?予備費11兆円使途不明を「エゲつないわ!」批判…厚労省ワクチン「2億4千万回分廃棄」で再注目

2024.04.16
by kousei_saho
t20230111
 

全額公費による臨時接種が終了し、今年4月から原則有料となった新型コロナワクチン。そんな中、ワクチン廃棄を伝えるニュースが話題となっている。朝日新聞のこちらの記事によると、厚労省は15日、廃棄される新型コロナワクチンが2億4,000万回分になることを明らかにした。金額にして概算で約6,653億円分に上るという。同省の担当者は「無駄とは考えていない」と説明したというが、この姿勢にSNS上で批判が高まっている。

<どう考えたって無駄だろw>

<国民に聞いてみろ、全員が「無駄だ」って言うだろうから>

<職員全員、自腹で1万回ずつ接種してくれ>

いわゆる「反ワク」と揶揄されてきた人々だけに止まらず、一般層も含めたかなりの国民が怒りをあらわにしているように見える。なぜここまで厚労省に対して批判が高まっているのだろうか。

「新型コロナワクチンをめぐり、健康被害を懸念する専門家の指摘が急増し始めているから、という見方もできます」

そう話すのは50代のテレビ関係者だ。

「早い段階から京大名誉教授の福島雅典先生はワクチンの被害を訴えていましたし、情報開示を求めて厚労省を提訴していました」

弊サイトでも福島名誉教授のアクションについては過去に報じている。

【関連】「ワクチン接種で致死率上昇」衝撃データを厚労省が隠蔽。京大名誉教授が開示を求める不都合な事実と悪魔の契約書とは?

「お笑いタレントの島崎俊郎さんが昨年12月に亡くなった時には、上皇さまの執刀医として知られる順天堂大学医学部特任教授の天野篤先生が、ワクチンと免疫機能について言及したことが大きな話題となっています」(同前)

こちらについても弊サイトが23年12月8日掲載記事でお伝えした。

「そして、これはつい先日の話なのですが、名古屋市立大学薬学部の粂和彦教授が大学の講義でコロナワクチンについて、『将来、薬害と呼ばれる可能性はあると思う』と発言したことがニュース番組で報じられました」

こちらの記事よると粂教授はテレビ番組のインタビューに対して、<国がワクチンのせいであろうと考えた人で(死亡が400人を超えている。重篤な副作用でいうと6000人レベルに到達している。なおかつ今でも数千人が認定を待っているという段階ですから、薬害という分類に、少なくとも歴史的にはされるんではないかと考えます>と話したという。

さらにテレビ関係者は、13日に東京・池袋で行われ1万人以上が参加したとも言われる「パンデミック条約反対デモ」が、ほとんどのマスコミで報じられなかったことも理由に上げる。

パンデミック条約」とは、千葉新都市ラーバンクリニックのサイトによると「WHO(世界保健機関)が2024年5月の第77回総会で提出と採択を目指す条約」で、以下の3点が懸念されているという。

  • WHOが加盟国に対して強制力を持ち、ワクチン接種が強制される可能性がある(第1条、第3条)
  • WHOが指定した医療や対応製品を使うように義務づけ、それに従っているかの検閲が出来る権限を持つ可能性がある(第13条A、第18条、附属書1-36ページ)
  • 健康対策に関して主権国家が下した決定を覆す権限を持つ可能性がある(第43条)

以上のように、さまざまな要因が考えられるが、新型コロナワクチンに向けられる世間の目がより厳しくなっているのは否定できない事実と言って差し支えないだろう。

急浮上した「松本人志はコロナ利権に潰された」説は本当か?

このような状況下にあって、にわかに名前が上がってきたのが、なんと「松本人志」だという。『週刊文春』に性加害疑惑をスクープされた松本だが、実は「コロナ利権」に潰されたとする説があるというのだ。「悪質なデマ」と一笑に付す向きも少なくないが、弊サイト編集部はその真相を突き止めるべく、「コロナ 予備費 11兆円 松本人志」のキーワードでネット検索をかけてみた。

しかし、である。不思議なことに本事案に関する情報はまったく見つけることができない。当方の検索スキルの問題なのだろうか。そこで異なる検索エンジンを用い、再び同じキーワードでリサーチを試みたところ、以下の記事がトップに表示された。

【関連】松本人志、国のコロナ予備費「使途不明11兆円」を指摘し物議

さらには大量のX(旧Twitter)へのポストも。

<松本人志:コロナ予備費11兆円にワイドナショーで切り込む
→9年前の合コンをネタに失脚させられる>

<松本人志さんはコロナワクチン予備費11兆円が米国に還流した事をテレビで言及したからマスコミに潰されたんでしょうね>

<コロナ予備費「使途不明11兆円」この事実をテレビで批判したのが、松本人志たった1人だという狂気>

上記はほんの一例だが、これらの大量の情報について、40代の男性ネットメディア編集デスクに共有し、そこから読み取れる「松本人志はコロナ利権に潰された説」について整理・解説してもらった。

「金額は時期によって揺れがありますが、11兆円にも上るコロナ予備費の使途不明について松本さんがテレビで批判したという、検索トップに表示された記事が“潰された説の証拠”になっていたことは私も把握しています。ネットにはその放送時の映像も上がっているはずです」

確かにXに、『ワイドナショー』(フジテレビ系)22年5月29日放送分の該当部分がアップされていた。

「さらに、松本さんはそれ以前にも同じ番組で、子供に対するコロナワクチン接種をけっこう強い言葉で批判していたということもありました。このあたりも“潰された説”の根拠になっているのではないかと思います」(同前)

こちらについても映像が上がっているとのことで、さっそく検索をかけると、ごくあっさりと発見できた。『ワイドナショー』22年1月23日放送分だ。

「5歳以上からワクチン打たせようなんて狂気の沙汰」と、確かに強い言葉を使っている事がわかる。

「その一方で松本さんは、『コロナワクチンを母の日にプレゼントしたい』といったポストをXに投稿しているんですよね。コロナ予備費やワクチン批判を口にした前の年です」

該当ポストがこちらだ。

22年、当時はマスコミが及び腰だったコロナ対策やワクチン問題について批判をしながら、前年にSNSではむしろワクチン接種を推奨するかのようなポストを投稿していたという松本。ここにどのような意味や背景があるのだろうか。

「21年の“母の日ポスト”までは何らかの圧力、つまりコロナワクチン接種に協力的な姿勢を取るように強要されていたとの見方も実はあるんです。それが11兆円の使途不明問題に触れてブレーキが外れ、政府のコロナ政策批判を始めたという指摘です」(同前)

『週刊文春』の性加害疑惑報道で、お相手になったとされる女性に“タクシー代”を1万円しか渡さなかったという「倹約ぶり」が報じられたことによるバイアスもあるかもしれないが、松本の“予備費11兆円批判”は、かなり実感がこもっているように見受けられないこともない。

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ネット上には“ワクチンの危険性を警告した著名人リスト”も

現在SNS上には、「ワクチンの危険性を警告してくれていた著名人」のリストが出回っている。

リストに上がっている人物名を見ると、確かに納得の行く部分もあるが、過去の発言等に照らし合わせると事実誤認が疑われる人物が記載されているケースもあるようだ。

「松本人志はコロナ利権に潰された説」に関して言えば、“そうである”という確証はないものの、かと言って“デマ”と断言できるほどの材料がないことも確かではないだろうか。

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