岸田首相に「自民党の常識」は通用するのか
野党が6月の会期末に内閣不信任案を提出するのは間違いない。岸田自民党との選挙戦を望む野党はさまざまな手を使って解散に追い込もうとするだろう。
内閣不信任案を口実に、国民に信を問うという大義名分を立てて、一か八かの解散を断行する。岸田首相の中で、まだ生きているにちがいないシナリオだ。
むろん、衆院補選の全敗で6月解散の目は無くなったと断言する識者が多い。常識的にはそうだろう。が、その常識は岸田首相にも通用するものかどうか。総理の座に居座り続けようとする執念は、これまでのどの宰相よりも上まわっているように感じられる。
岸田首相は4月30日、衆院3補欠選挙で全敗した責任について「党総裁として課せられた課題に取り組み、結果を出すことで果たしていかなければならない」と述べ、退陣論を牽制した。
責任を問われるたびに持ち出される虚しいセリフ。いつまでこのような“まやかし”の姿勢を取り続ける気なのだろうか。
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