タワマン20代女性刺殺、51歳おじの「殺意」を日本はどう受け止めるのか?パパ活界隈で再注目「りり学」の光と闇

2024.05.09
by 東山ドレミ
 

パパ活界隈で「りり学」が再注目される理由

今回のタワマン刺殺事件で、にわかに再注目されているのが、ネット上で「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性3人から計1億5500万円を騙し取った渡辺真衣被告(25)=一審判決懲役9年・罰金800万円、控訴中=がかつて販売していた、パパ活で男性から大金を騙し取るためのテクニックが満載されたマニュアルだという。

「パパ活界隈では『りり学』として高く評価されているマニュアルです。たとえば、趣味を持つ男性は避けて、なるべく無趣味な男性を狙えとか、いきなり連絡を遮断するのは絶対NGとか、実践的な内容がわかりやすくまとめられています。

今回の刺殺事件では、被害女性の拙速な連絡遮断やストーカー扱いが、和久井容疑者を殺人という究極の復讐に走らせてしまったとも考えられます。そのためP活女子の間で、あらためて『りり学』が注目されているようです。

作成者の“りりちゃん”こと渡辺容疑者は最近、獄中日記で文才を認められていますが、マニュアルの出来も非常によく、約2000万円を売り上げたと言われます。これは情報商材の一種としてもベストセラーと言えるものです」(前同)

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なんともやりきれない話だが、パパ活女子が資本主義社会をハックするテロリストだとすれば、このマニュアルはさながら現代版の腹腹時計と言ったところか。

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