石丸伸二はなぜ都民のロマンをかき立てるのか?小池vs蓮舫の“古い都知事選”に挑戦する「 #東京を動かそう 」石丸現象の正体

 

大手メディアがスルーする「石丸現象」は本物か否か

かつて小池百合子氏がブラックボックスだと批判して乗り込んだ東京都政だが、いまや、小池氏自身がブラックボックス化している。

都議会で野党議員から批判的な質問をされたら、身代わりに都幹部にペーパーを読ませて自らは答弁拒否。記者会見でいやな質問が出ると、わざとかみ合わない話をして、するりと身をかわす。これでは民主主義は機能しない。

にもかかわらず、メディアは「AIゆりこ」など現職知事の強みを利用した選挙用の宣伝を喜々としてテレビ電波に乗せ、あたかも小池氏が何か先進的なことをやっているかのようなイメージを都民、国民に植え付けている。

50人をこえる立候補が見込まれる今回の都知事選。無党派層がどの陣営に流れ込むかが勝敗の帰趨を握る。これまでの常識で言えば、圧倒的に小池氏が有利なのは間違いない。蓮舫氏がそれを激しく追う情勢なのも確かだろう。

だが、この国の多くの人々はこう思っているのではないか。政治とメディアの病んだ関係を吹き飛ばし、生き生きとした新風を吹き込んでくれる若い政治家はいないものか。いたら、応援したいと。

「都政の見える化」を唱えて現れた石丸伸二という人物がホンモノなのかどうか。誰に一票を投じるにせよ、まずはその主張をじっくり聞いてから判断しても遅くはない。

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image by: 【公式】石丸伸二のまるチャンネル – YouTube

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