ほったらかしで年間2000万?夢のような「配当生活」を送る人の“実体験”本

 

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

私が得意なのは、業績が景気変動の影響を受けやすい「シクリカル銘柄」への投資です。シクリカル(Cyclical)とは、景気の拡大・後退・悪化・回復を繰り返す「循環的な景気変動」を意味します。つまりシクリカル銘柄とは、自動車・輸送機器・航空・海運・不動産、それに建設や建材関連など、業績が景気に大きく左右されやすい株です

シクリカル株とは逆に、需要が底堅く、業績が景気に左右されにくいのは、「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれます。具体的には、電気・ガス・医薬品・日用品・食料品・サービス・保険・陸運・ヘルスケア・たばこなどの銘柄です

靴磨きの少年が株の話をし始めたら、近いうちに相場が暴落する

暴落したときは、売り時ではなく買い時

信用取引をするときには、想定される最悪の事態になったとしても、最低限の損失にとどまるように、“保守的なマイルール”を定めている

投資割合は「高配当株5:優待株3:成長株2」

現金を貯めるのではなく「株」を貯める、頻繁に株を売買するのではなく、あくまで貯金のように貯株するというススメです

配当性向は30~50%くらいが適正

高配当株の探し方5つのステップ

1.「配当利回り3.5%以上」の銘柄を抽出

2.「増収増益・増配」の銘柄だけを絞り込む

3.「PER×PBR=15倍超」の割高銘柄を除外する

4.一時的な要因で株価が上がった銘柄を除外する

5.厳選した銘柄を株価が下がったところで買う

PER10倍以下であれば割安

PBR1倍未満で「割安」

ある程度の割合で含み損を抱えることは、仕方のないこと。そう腹を括ってしまえば、気分もラクです

悪材料が出て値下がりしたときに買う

適時開示情報伝達システム「TDnet」をチェック!

適時開示のなかでもチェックするのは、保有銘柄の「配当・優待」に関するお知らせ

1000万円をすべて高配当株に振り向けていれば、配当金は年30万~40万円になるはずですから、配当金だけで毎年1銘柄ずつ増やしていくことができます

売れている本ということで読んでみましたが、確かにこれは読みやすい。

3代続く個人投資家という家族の経験や、自らの実体験から肌感覚で株の動きを捉えられている点が、著者が成功した理由なのだと思いました。

最終的に配当収入で暮らすのがゴールとすれば、そのイメージや指針が掴めるという点で、買いの一冊だと思います。

ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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