ポイント2:ハニートラップへの強い警戒心
実は玉木氏は、他の誰よりも「ハニートラップ」を警戒してきた政治家のひとりだ。
たとえば、今年2月25日に公開されたYouTubeのショート動画では、「(国会議員に対する)ハニートラップはあるのか、ということをよく聞かれるんですけれども」と前置きしたうえで「あるんですよ、私も経験しました」と驚きのエピソードを披露している。
その内容は、「某国の某地域に行ったときにですね、夜飲んでホテルに帰ったらですね、エレベーターに乗った瞬間に2人の女性が入ってきて、うわっと思ったんですけど、エレベーターが着いた瞬間に走って逃げたので何とかなったんです」というもの。玉木氏は「あれ、あのままいってると、多分私はいまここにいない」「これからも気をつけます」と強い警戒感をあらわにしていた。
ところが今回、SmartFlashによれば、玉木氏は不倫現場のホテルで時間差でエレベーターに乗り込み「14階」に移動して小泉氏と落ち合ったとされる。某国ではエレベーターに女性2人が乗り込んできただけで逃げたという玉木氏が、ここでは何の警戒心もなく不倫相手との逢瀬を愉しんでいるのだ。やはり財務省によるハニトラ説は無理があるだろう。
玉木氏は宮澤元防衛副大臣の“パパ活不倫”をめぐり、「政務三役にも性的行動をチェックするセキュリティクリアランスが必要」と主張していたが、完全なブーメランとなってしまった。
ポイント3:頼りなさすぎる応援団
今回の玉木氏の不倫に関しては、擁護論もあるにはあるのだが、いかんせん“応援団”のメンツが頼りなさすぎることが、財務省ハニトラ説の説得力を低下させる原因になっているという。
先の政界ウォッチャーが指摘する。
「先の衆院選で惨敗し“素浪人”になった維新の音喜多さんが『不倫を批判できるのは家族だけ』と玉木さんを庇ったかと思えば、兵庫県知事選で怪気炎を上げるNHK党の立花さんも『不倫ではなく恋愛だと思う!』と謎の持論を展開する始末です。一部では、不倫相手が20代ではなく金与正似のアラフォーだった点を好材料視し、『むしろ女性支持者からの好感度は上がった』と強弁するトンデモ擁護も。ただ、それで一般有権者の理解を得るのは非常に難しいでしょう。玉木さんの妻、恵理さんは、選挙戦を精力的に戦い、夫を今のポジションに押し上げた功労者なのに、それを裏切ったわけですからね。周囲は擁護しているつもりでも、まったく玉木さんのプラスになっていない。玉木さんとしても本音では『おいコラ、やめろや音喜多!やめろや立花!』と言いたい気分ではないでしょうか?」
国民民主党が自公との安易な連立を拒否したのは、来年7月の参院選を見据えてのイメージ戦略だっただろう。それを玉木氏は「政策の実現度を高めるため」と国民に説明していたが、実際には党イメージや政策実現よりも元グラドルとの不倫セックスのほうが重要だったことになってしまう。単に家庭の問題では済まない。
“日本の将来を憂う聖人君子”のイメージが崩れたことで、これまでは「見ないふり」をされてきた実弟の投資詐欺疑惑もあらためてクローズアップされる可能性がある。
わが国の国家権力は実質的に財務省に集中しており、それが様々な弊害をもたらしていることは否定できない。だが今回の不倫騒動に限っては違う。玉木氏が財務省ではなく自身の性欲に足をすくわれたのは明らかだ。もう「石破政権はいつまでもつか?」などと言える立場ではなくなった。ここからの巻き返しは困難を極めそうだ。
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