週刊文春への訴訟を取り下げ、芸能活動再開を模索しはじめた松本人志に、新たな性加害疑惑が噴出した。番組・スポンサー関係者の多くが懸念していた最悪の事態だ。
活動復帰をもくろむ松本人志に「新たな疑惑」
「事実無根」から一転、性加害疑惑をめぐる週刊文春との“5.5億円訴訟”に敗れた松本人志(61)。もともと勝ち目のない裁判ではあったが、和解ですらない「訴え取り下げ」は事実上、松本の完全敗北にあたることは11月8日の関連記事でお伝えしたとおり。
その松本、飲み会に参加した女性らに対し「率直にお詫び申し上げます」とする作文を発表したのとは裏腹に、早くも芸能活動再開に色気を見せている。複数メディアが「年明け復帰」「春の大阪万博に照準」とはやし立て、吉本興業も「活動再開については、関係各所と相談の上、決まり次第お知らせする」と発表するなど、“松本カムバック”の空気醸成に躍起だ。
だがそんな流れに、意外なところから“待った”がかかった。2015年に解散した女性アイドルグループ『アイドリング!!!』元リーダーで、現在はボイストレーナーとして活動する遠藤舞(36)が、松本の新たな性加害疑惑を“告発”したのだ。
遠藤は11~12日にかけてX(旧Twitter)を更新し、「松本さんを擁護してる人って殆ど彼が『面白い』から信じて庇ってるの。そうだね彼は面白いよね。けど今その話関係ない」と、一部に蔓延する謎の“みそぎは済んだ”ムードを批判。
「そこを切り離して考えられない人があまりにも多くてびっくりする。私は好きな芸能人が、あんな中途半端な対応したら幻滅する。事実無根なら徹頭徹尾首尾一貫否定して、出廷妨害なんてせずに、きちんと被害者とされる女性にも裁判に出廷してもらい、完膚なきまでに疑惑を晴らせばよかったのに」と、松本が事実上敗北した訴訟の本質を指摘した。
さらに、あるユーザーから「世の中には、男性を色じかけで罠にはめるような、ずるい女性もいる」という趣旨の反論が寄せられると、それに返答する形で、「私の直の友人が松本氏らからホテルで性被害を受けています」と新たな疑惑を暴露するに至った。
私も女性であり、セクハラや性被害を受けてきましたが美人局や冤罪は許さないという考えの持ち主です。説明が追いついていませんが私の直の友人が松本氏らからホテルで性被害を受けています。似た内容の記事が文春から出て、揉み消されそうになっているのを見て、いてもたってもいられず、で今です。
— 遠藤 舞 ボイストレーナー (@endo_mai2) November 12, 2024
遠藤のこの一連の投稿には多くの共感と同情の声が寄せられた。だが、その一方で“松本信者”たちからは、
《この女はこの1年、いったい何をしてたんだ?》
《どうして今のタイミングで暴露?ただの売名行為じゃん》
《いったい誰の指示で言ってんだ?物的証拠あんのか?》
《復帰の話が出てきたところでこれ。マジ陰湿だな…》
《そういうのはもうええねん!裁判はまっちゃんの勝ちや!》
など、容赦のない罵詈雑言が投げつけられる事態となっている。
松本人志より、松本信者の声のデカさのほうが“きしょい”の声
“松本信者”たちによるセカンドレイプじみた誹謗中傷の数々に関して、芸能関連コンテンツを多数手がけるエンタメ系ライターは次のように指摘する。
「以前からあったのですが、ここ数日は特に『松本人志本人よりも、松本信者の声のデカさのほうが気持ち悪くなってきた』という声が業界内で多く聞かれるようになりました。ニュースの日本語が読めず、事実関係をすぐに忘れ、法律を都合良く解釈する彼らは、本気で『訴訟はまっちゃんの勝ち!』だと思い込んでいるんです(笑)。たしかに私も、狂信者の無茶苦茶な“松本擁護”を眺めていると、本気なのかネタなのかわからなくなって若干の恐怖を感じてしまいますね。SNSなどを活用してどこまで事実をねじ曲げられるか、社会実験でもしているのかと思えるほど“きしょい”現象です」(エンタメ系ライター)
だが、「この1年、何をしていた?」は本来、松本とその信者にそっくりそのまま返されるべき言葉のはずだ。