2024年11月の兵庫県知事選で再出馬した斎藤元彦氏は、パワハラやおねだり疑惑が噴出していたにも関わらず、大逆転で当選しました。選挙前、テレビを中心としたマスコミは「おねだり知事」「パワハラ知事」と斎藤氏に不利な報道を展開。一方、SNSでは「マスコミは偏っている」「SNSが真実」との声が上がり、メディアとSNSの対立が鮮明に。この結果は、既存メディアの影響力が弱まり、SNSが新たな情報の主戦場として台頭するなかで、情報発信と受信の在り方に一石を投じる選挙となりました。
しかし、斎藤知事側から依頼を受けたとされるPR会社の女性代表が、投稿サイトに「SNS戦略」等の内幕を自ら“暴露”する形で公表したことで事態は一変します。つまり、SNS上にあふれていた斎藤知事を擁護するコメントの多くが「戦略的に作られたもの」だった可能性が出てきたのです。しかも、この行為自体が「公職選挙法違反」(買収)に抵触する可能性まで浮上しています。この一件は図らずも、私たちが何を見て、何を感じ、どう判断するかを自ら問うための好例となってしまいました。
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SNSの普及で多様な情報源が得られる時代に問われること
SNSが普及した今、従来のメディアにとらわれない情報発信が増えています。誰もが自由に情報を発信し、多様な視点や意見が手軽に得られるようになりました。これにより、多角的な視点を持ち、公平な判断をするための材料が増えていることは確かです。
一方で、SNSには「自分で調べた情報=真実」と思い込みやすいという性質があります。アルゴリズムによって自分の興味や考えに合った情報が優先的に表示されることで、知らず知らずのうちに偏った情報に囲まれてしまう「フィルターバブル」のリスクが指摘されています。その結果、あたかもそれが唯一の真実であるかのように錯覚し、他の可能性や異なる視点に目を向けにくくなることがあります。
情報を受け取る我々はどうすればいいのか?
ではどうすれば、情報の洪水に流されず、本質を見極められるのでしょうか? 答えの一つは、異なるメディアを比較し、多角的な視点を持つこと。そして、信頼できる知識人からの鋭い分析を取り入れることです。
このような時代だからこそ、マスメディアだからとか、SNSだからという理由ではなく、多様な視点を取り入れる努力がますます重要です。そして、ニュースの本質を鋭く分析し、多角的に掘り下げる力を持つ情報源に触れることで、情報の洪水に流されず本質を見極める力を磨くことが求められます。
「知識人によるメルマガを購読」という一つの選択肢
情報の洪水に流されないためには、信頼できる知識人からの鋭い分析を取り入れることが重要です。そこで注目されているのが、知識人や文化人によるメルマガです。これらのメルマガは、自由で忖度のない意見を発信し、マスメディアでは語られない真実を追求しています。また、時事ニュースや社会問題を深く掘り下げ、背景や本質をわかりやすく解説してくれる点も魅力です。
特に、報道では取り上げられにくいテーマや、既存のメディアが避けがちな視点を補完する役割を果たしており、「知識を深めたい」「偏りのない多角的な視点を得たい」と考える読者に支持されています。メルマガは個人の視点をダイレクトに受け取れるため、情報リテラシーを高め、社会を読み解く力を養う手段としても注目されています。
メルマガ『高野孟の「THE JOURNAL」』が注目されるワケ
政治や国際情勢の理解や自らの視点を強化するために必要な手段としてひとつのおすすめしたいのが『高野孟のTHE JOURNAL』というメルマガです。国内外の政治経済や国際ニュースを深掘りし、高野氏独自の視点から分析を行うことが特徴です。これには、ニュースの裏に隠された意図や背景を読み解く内容が含まれます。たとえば、特定の政治家の発言や行動の背後にある戦略、アジア情勢の変化、アメリカ政治の動向などを考察しています。
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ジャーナリスト・高野孟(たかの はじめ)とは?
高野孟(たかの はじめ)さんは、1944年東京都生まれのジャーナリストで、東アジアや国際情勢を主に扱う評論家として知られています。早稲田大学文学部西洋哲学科を卒業後、通信社や広告会社での勤務を経て、1975年にフリージャーナリストとして活動を開始しました。高野さんは「インサイダー」というニュースレターの創刊に参加し、その後はメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』などで情報を発信しています。
高野さんの著作には『滅びゆくアメリカ帝国』『沖縄に海兵隊はいらない!』『原発ゼロ社会への道程』などがあり、政治・社会問題や国際関係に関する鋭い分析で評価されています。また、脱原発や地域主導型のエネルギー政策を提唱し、半農半ジャーナリストとして環境や社会の持続可能性にも関心を寄せています。
政治報道の裏側に言及、一歩先の視点が届く
例えば、アメリカのリーダー交代についての報道。一般のメディアは「就任式の華やかさ」を強調するだけですが、高野さんはその裏で動く政策の変化や、国際社会への影響を掘り下げています。
また、アジアの情勢がニュースに出るたびに、「なぜこれが起きているのか?今後どうなるのか?」と感じたことはありませんか? 高野さんは「アジア情勢の変化と、日米中の動向がどのように絡み合うのか」を独自の視点で徹底的に分析。その洞察は、ニュースの表面だけでは見えない全体像を描き出しています。
加えて、「国内政治の裏側」も注目ポイントです。例えば、政権のスキャンダル報道が流れた際、高野さんはそのニュースを超えて「なぜ今この問題が浮上してきたのか? 背後の政治的な駆け引きは?」という核心に迫ります。
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読者が「自分で考えて判断するための材料」を提供
メルマガ『高野孟の「THE JOURNAL」』は、マスメディアの限界が指摘される中で、従来の常識が通用しない現代の「羅針盤のない航海」に対して、読者が自分で考え判断するための材料を提供し、読者には批判的に読み解いてほしいとの姿勢を取っています。そのため、時には過激な発言になることもありますが、政権に忖度しない自由な発言が多くの読者からの共感を得ています。
どんなことが書かれている?
では『高野孟の「THE JOURNAL」』にはどのようなことが書かれているのでしょうか?ここではMAG2 NEWSで紹介されたメルマガ記事の一部を紹介します。
・本当に台湾有事で沖縄は“戦地と化す”のか?早大教授が煽る「あり得ない危険シナリオ」に浮かぶ“5つの大きな疑問符”
・中国製の星条旗を手に「おまじない」を叫ぶ米国民の不幸。もう「アメリカン・ドリーム」は二度と戻らない
・高市早苗を担いで反撃開始か?“黒幕”気取りの麻生太郎が「石破下ろし」に打って出るタイミング
・自民の事情通が囁く「事実上の森山政権」発言が炙り出した、石破茂政権“大嘘だらけ”の本質を見抜け!
・安倍氏は嘘をついていたのか?一時帰国の拉致被害者を「北朝鮮に戻さない」と決断した人物の名前
・キャバクラならぬ「ガバクラ」で日本国民のデータがAmazonに筒抜け。悲惨な「デジタル敗戦」を招いた“戦犯政治家”の名前
情報過多の時代における「知的な羅針盤」
情報が溢れる現代において、私たちはマスメディアやSNSから多様な情報を得ることができます。しかし、マスメディアによる政治報道が「偏向している」との指摘や、SNSでの情報の信頼性に関する懸念も根強い中、それぞれの情報源を盲信せず、多角的な視点を持つことが求められています。
高野孟氏のメルマガ「THE JOURNAL」は、こうした時代における「知的な羅針盤」として、多様な視点を提供します。政治や国際情勢の深い洞察は、ニュースの裏側を読み解き、自らの視点を磨く絶好の材料となります。「ニュースの裏に隠された真実を知るきっかけになった」「視野が広がり、考え方が変わった」といった読者からの声が示す通り、このメルマガは単なる情報収集を超え、思考を鍛えるツールとして機能しています。
激動の時代に、偏りを避け、情報を正しく解釈する力を高めるために必要な一歩として、ぜひ「THE JOURNAL」を購読してみてください。
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