10月の衆院選で自公を過半数割れに追い込んだものの、政権交代を果たすまでには至らなかった野党。袋小路に陥って久しい感のある日本政治ですが、「再生」のカギはどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、新しい政治を築くために重要なポイントを3つ上げ、それぞれについて詳しく解説。殊に「選挙にSNSをどう活用すべきか」について深く考察しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:現状をどう変え、新しい政治どう築くか/国民連合総会での問題提起発言の要旨
プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。
オールド・メディアで何を訴えても届かず。「新しい政治」をどう築くべきか
「自主・平和・民主のための広範な国民連合」は11月30日都内で全国総会を開き、「現状をどう変え、新しい政治どう築くか」をテーマに討論した。問題提起者として鳩山由紀夫元総理、山崎拓元自民党副総裁、孫崎享東アジア共同体研究所所長、羽場久美子青山学院大学名誉教授らと共に私も招かれ、午後の討論冒頭に20分余りスピーチをしたので、その内容を一部補足しつつ要約する。
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