『女性セブン』が込めた意味とは?
ネットメディア編集デスクが指摘する。
FRIDAYの記事には、『当日は雨の日でした』というフレーズが入る必然性があります。インタビューである以上、渡邊本人のナマの言葉を伝えることが重要ですからね。ですが『女性セブン』のほうは必ずしもそうではありません。『いつ、どこで、誰が、何を、どうした』の5W1Hに沿って書くのが、この手の記事の基本だからです。
ただし、週刊誌では新聞よりカジュアルな文体も許容されますし、『事情を知る関係者』によるタレコミを伝える箇所でもあります。そのため、『大雨の降る夜だったそうです』という一節に何らかの意味があるなら、あえて残すという判断は十分にあり得ます。逆に、これといった意味がない情報ならケバ取り(削除)されるのが普通ではないでしょうか」(ネットメディア編集デスク)
『女性セブン』は、被害者女性をしめすヒントとして、あえて「大雨の降る夜だったそうです」という一節を掲載したのだろうか。少なくともSNSでは、そのように解釈する人々が増えてきている。
“女子アナ上納システム”局ぐるみ発覚なら激震も
ただし、今回の女性トラブルについて『女性セブン』は、中居は「巨額解決金」を支払うことですでに「乗り越えた」、という構図で報じているのも事実だ。フジテレビをはじめテレビ業界内では、すでに“解決済み”の話として扱われているとされる。
SNSでも、約9000万円もの解決金を支払って示談が成立した“男女の話”を、今さら第三者が蒸し返すことに正当性はない、という意見をチラホラ見かけるが――。
「これが中居正広というタレント個人の女性スキャンダルであれば、たしかにそうかもしれませんね。ただ、もしウワサされているように、人気タレントを接待する“女子アナ上納システム”のようなものが存在し、そのアテンドにテレビ局幹部が関わっていたのだとすればまったく話が変わってきます。フジテレビの放送免許にも関わる一大不祥事に発展しかねないと思いますよ」(前出のテレビ制作関係者)
松本人志の文春砲からもうすぐ1年。この年末年始もまたテレビ界に激震が走るのか。今後の動向に注目だ。
image by: フジテレビ