勝手に「賀陽」から「賀陽宮」へ
SNSには、こんな自筆もあった。
名刺では「賀陽」だったが、こちらは堂々と「賀陽宮」と書いているではないか!
賀陽宮は戦後に皇籍を離れた宮家の1つで、現在の賀陽家は全員、生まれた時から一般国民として暮らしている。
ただ、賀陽正憲氏と今上陛下がご学友だったことや、正憲氏に2人の子息がいることから、週刊誌では「愛子さまの縁談候補らしい」としてくり返しネタに利用されてきた。
賀陽正憲氏自身は、皇室との縁談については「立場が違いすぎ、恐れ多い」と固辞する姿勢を示しているし、「私も菊栄親睦会(皇族の親睦団体)のメンバーではありません」と明言している。 賀陽氏が元皇族であるかのように勘違いさせる土壌を、週刊誌が作ってしまったということだ。
そこに来て、「旧宮家からの養子縁組案」が議論されているこのタイミングに、「賀陽宮の者」と名乗るあやしすぎる人物が、自己アピールをしはじめた。 一体なにごとなのか?
賀陽正憲氏「会ったことも話したこともない」
週刊誌からの取材に対し、賀陽正憲氏は「お尋ねの者は会ったことも話した事もなく、賀陽家の者として、認識していません」と回答している。
その人物が、賀陽家の人間だと名乗って活動していることすら知らなかったらしい。
やはり、勝手に「賀陽」と名乗る嘘つきなのか?
さらにこの男性、「賀陽家」のほかに、廣池学園という学校を創設した「廣池家」の縁者だとも話しているらしい。
そういえば、最初に紹介した名刺の住所に「廣池千九郎 東京邸跡 元皇族 旧宮家 賀陽 別邸」とあった。
肩書つきの住所って、どんな?
ものすごいお屋敷に住んでるの?
気になったので、「フレンドリッチの会」(※MAG2NEWS編集部注:小林よしのり氏の新プロジェクト)で上京したついでに、名刺の住所へ行ってみた。