外国人の事故を減らすには「止まれ標識」「左側通行」「通報先」の3つに着目せよ
「外免切替」などという面倒なことをする人間は、日本以外の第三国での運転を前提としているケースがほとんどです。
そして、ごく普通の短期旅行者は、切り替えて作った日本の免許証ではなく、たいていは合法的な「自分の国の免許+国際免許証」の組み合わせで運転しているのです。
この合法的な「自分の国の免許+国際免許証」による運転は、日本がジュネーブ条約に入っている限りは拒否できません。また、現在のようにインバウンドがたくさん入ってくる状況では、そうした「自分の国の免許+国際免許証」での運転は増えるばかりです。
ではそのうえで、なぜ外国人による事故が起きるのでしょうか?これは非常に簡単です。
極端なことを言えば、理由は2つに集約できます。それは、
「止まれの標識が三角形(国際的には八角形が一般的)であることに加え、英語の“STOP”がないので、運転手は“止まれ”であると認識できない」
「左側通行の運転方法を、右側通行に慣れた運転手は理解しない」
ということです。

image by:Amit Patel from Silicon Valley, CA, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons, shutterstock.com
これに加えて、ひき逃げ、当て逃げが横行する理由も単純です。それは、
「外国語による事故通報の方法が分からない」
からです。(次ページに続く)