たつき氏の災害予告に精神的準備の視点を加える江原啓之氏
12.保江邦夫
紹介・背景
保江邦夫(1956年生まれ)は、理論物理学者でノートルダム清心女子大学名誉教授。UFOや宇宙人との接触を公言し、2025年7月5日に「隕石衝突による大災害」を予告。著書『令和のエイリアン』でスピリチュアルと科学の融合を試み、たつき氏の津波予言と時期が一致。
過去の実績解析
保江氏は、東日本大震災を「プレートの異常」で予見したと主張するが、記述は事後的で具体的証拠がない。「2018年UFO出現」や「2020年磁場逆転」は外れ、検証可能な約20件で的中率は20~30%。「素領域理論」は主流科学で認められず、疑似科学と批判される。
懐疑派は「学術的肩書を悪用した注目集め」と指摘し、NASAの隕石観測データとの矛盾を問題視。信奉者は「科学者の視点」を評価するが、予言の信憑性は低い。
2025年ブームへの寄与
YouTube動画(2024年10月、再生数120万回)で「フィリピン海への隕石落下」を警告し、たつき氏の予言に科学的装いを付与。コメント欄(約2万件)で「避難計画を立てる」が40%を占む。国際的拡散に寄与するが、科学的根拠の欠如と誇張が不安を煽る。批判的には、学術的信頼性を損なうセンセーショナリズムが問題視される。
13.木村秋則
紹介・背景
木村秋則(1949年、青森県生まれ)は、無農薬リンゴ栽培で知られる農家。「奇跡のリンゴ」で名を馳せ、UFO体験を基に「2025年に緑の彗星が接近し大変革が訪れる」と予告。「2031年人類終末」も主張し、たつき氏の予言と時期が近い。
過去の実績解析
木村氏は、東日本大震災を「自然の警告」と後付け解釈するが、具体的な的中例は皆無。「2015年UFO大出現」や「2020年地球再生」は外れ、検証可能な約10件で的中率は10%未満。
UFOテレパシーへの依存は科学的検証を不可能にし、懐疑派は「農学の成功を悪用した非科学的妄想」と批判。信奉者は「自然との共生」を評価するが、予言の信憑性は極めて低い。
2025年ブームへの寄与
講演やYouTube(2024年、再生数50万回)で「2025年は宇宙的転換点」と発信し、たつき氏の予言にエコロジーと神秘性を付与。コメント欄(約5,000件)で「環境意識を高めた」が20%を占む。
環境派やスピリチュアル層に訴えるが、NASAの彗星観測データとの不一致が批判される。根拠のない主張が不安を煽る副作用を生む。
14.江原啓之
紹介・背景
江原啓之(1964年、東京生まれ)は、スピリチュアルカウンセラーで、『オーラの泉』で人気を博した。日本スピリチュアリズム協会代表理事を務め、霊視能力を自称。2025年を「絶体絶命だが希望の年」と予告し、たつき氏の災害予告に精神的準備の視点を加える。
過去の実績解析
江原氏は、東日本大震災(2010年に「東の地殻変動」)、コロナ禍(2019年に「目に見えない敵」)を的中と主張するが、記述は曖昧で事後解釈に依存。「2015年日本再生」や「2018年平和到来」は外れ、検証可能な30件で的中率は30%程度。霊視に依存し、科学的根拠は皆無。
懐疑派は「メディア露出を狙った曖昧な予言」と批判し、信奉者の感情操作を問題視。信憑性は主観的印象に依存する。
2025年ブームへの寄与
2024年12月の講演動画(再生数80万回)で「2025年7月の危機に心を強く」と訴え、たつき氏の予言に希望的解釈を付与。コメント欄(約1万件)で「精神準備を始めた」が25%を占む。
中高年女性層に影響を与え、テレビ出演(年間50回超)でブームに感情的共鳴をもたらすが、具体性の欠如と商業的動機への批判が残る。
この記事の著者・上杉隆さんのメルマガ