浮気調査は対象者に気づかれずに進めることが最重要ですが、依頼者の不用意な行動によってせっかくの調査が台無しになってしまうケースもあります。メルマガ『探偵の視点』の著者であり、浮気調査や人間関係のトラブルに日々向き合っている“イケメン探偵”こと現役探偵の後藤啓佑さんは、浮気調査において依頼者が「やってはいけないこと」について紹介しています。
調査失敗の理由は?
先日、ある浮気調査で‘’調査失敗‘’がありました。
依頼者は旦那さんで、対象者は奥さん。
奥さんが特定の男性と浮気をしているのではないかということで、証拠を押さえてほしいとの依頼でした。
1日目の調査
調査は奥さんの勤務先からスタート!
飲み会があるようなので、誰と接触するのか?見ていく調査です。
結果としては、女性だけの飲み会に参加して、男性との接触はありませんでした。
しかし、そのことをそのまま旦那さんに報告したところ、
「本当に男性は1人もいなかったのか?」
「俺には課長と飲むって言ってきている。課長は男では?」
と、ちょっと危険な香りのする返答。
2日目の調査
1週間後に行った2日目の調査では、再び勤務先から奥さんを尾行。
しかし、1日目とは明らかに違う点が!
明らかに周囲を警戒している。。。
「コンビニに入るふりをして実際は入らない」
「駅の改札を通る素振りを見せて通過しない」
などのフェイントに加えて、周囲をキョロキョロと気にしている様子が目立つ。
こうした状況から、調査員は尾行が発覚する可能性が高いと判断し、やむなく調査を中断。
調査中断の報告後に詳しく伺うと、この1週間の間に旦那さんは、奥さんに対して「どこにいるのか」「誰といるのか」といった内容のLINEを何百通も送っていたとのことでした。
さらに当日には「何時に会社を出るのか、すべて把握している」というメッセージも送っており、これが奥さんの警戒心を強めていた様子。
そりゃあ、警戒しますよね。。。今回は調査員が危険を察知して、咄嗟に尾行を中断できたけど、されずに警察などに駆け込まれていたらかなり危ない状況になるところでした!
今回のケースは、依頼者さんの頻繁な問い詰めや接触が、対象者の警戒心を招き、結果として調査の継続が難しくなってしまった典型例です。
「気になる!把握したい!」
これは、愛が深いのか!?
歪んだ愛なのか?
歪んだ愛なのでしょう!こういったことは、男性の依頼者さんのときに起こることが多いです。
女性の依頼者さんでこんな感じになることはほぼない。。。
男性はやはり、自分の範囲の人に対しては、ある種の‘’所有‘’の感覚がある方が多いのかもしれませんね。
男性の皆さんは、気を付けましょう!!
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