“最後まで話を聞いてもらえぬ営業マン”に足りていない「たった一言」の心配り

 

営業スタッフはお客様の“集中力をマネージメントする”といったことが重要になる。

多くの営業スタッフが「何を話すか、どうやって説得するか」といったことばかりに意識を向ける。

しかし本当に重要なのは「どんな心理状態で聞いてもらうか」ということ。

どれだけ魅力的な言葉でも、集中が切れている相手には届かない。

逆に、集中力が持続した状態の相手には“シンプルな言葉”でも十分伝わる。

ということは結果を出すために“いかに長くお客様を集中させた状態にするか”が非常に重要なのだ。

といっても技術系の人が“無理に感情を入れて説明をする”ということではない。

そんなことをすれば不自然になり逆効果になる。

淡々と話すスタイルのままだとしてもかまわない。

多少は改善したほうがいいが。

その前に改善すべきは話し方そのものではなく「説明を受ける側の状態を考える」ということ。

途中経過を伝えるというのは、言葉でお客様の“現在地を教えてあげる”ということ。

集中の持続だけではない。

安心感、納得感、信頼感にもつながる。

私も講演や研修でこの方法を実践している。

そのほうが何倍も話を聞いてもらえる。

大学の授業でも「あと残り二問だよ」と伝える。

参加者が最後まで疲れずに集中してくれる。

結果、理解が高まり行動につながりやすくなる。

営業では説明内容がすごいという人より「なんか飽きずに聞けるな」という人のほうが選ばれるもの。

・長く説明する人が優秀な営業ではない

・難しい言葉を使う人がトップ営業でもない

・大量の情報を渡す人が顧客に好かれるわけでもない

集中を切らさず、最後まで聞いてもらえる。といった営業スタッフが結果を出す。

商談のポイントで次のようなことを伝える。

「今は全体の◯割あたりです」

「ここから後半に入ります」

「最後にまとめの3ポイントをお伝えします」

このひとことだけで、印象がガラッと変わる。これだけで営業力がアップする。

営業は小さな気づきとちょっとした気遣いが大きな差を生む。ぜひ途中経過を伝えて、結果を出して頂きたい。

【本日のポイント】

  • 説明を聞く立場で説明を組み立てる
  • 商談の際、途中経過を数回伝える

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群馬県高崎市生まれ。工学部機械科卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。 自分に合う営業方法が見つからず7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。 お客様へのアプローチを訪問から「営業レター」に変えることをきっかけに4年連続トップの営業マンに。 2006年に独立。営業サポート・コンサルティング株式会社を設立。 現在、上場企業への定期研修、講演、コンサルティング業務、経営者や営業マン向けのセミナーを行っている。 個人の営業マン向けとして【営業通信講座】や個人コンサルティングも実施。 2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を教えている。 また(社)営業人材教育協会の理事として営業を教えられる講師の育成も取り組む。 2019年までに56冊の本を出版。ベストセラー、海外で翻訳多数。

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