「こども家庭庁」という無能官庁の大失態。なぜ巨人・阿部慎之助前監督は逮捕されなければならなかったのか?

 

絶対におかしい“いきなり警察に通報”

阿部前監督の「事件」は、つぎのようなものです。

阿部家で、18歳と15歳の娘が喧嘩をしていたので、阿部前監督が仲裁に入った、そのときに18歳の長女が反抗したので若干の暴力をふるった。娘さんは手紙の中で「暴力に関しましては殴る蹴るといった事実はございませんでした。父とのこのような大がかりなけんかというのは初めてのことでした」と述べています。

そしてChatGPTに相談したところ、匿名で相談できる児童相談所というものがありますよというアドバイスがあれたので、電話をしてみたということです。娘さんは児童相談所に「どのようにすればいいか分からない」という相談をしたのに、児童相談所は娘さんの意向をくみ取ることなく、いきなり警察に通報したのです。

阿部前監督の娘さんにしても、警察に通報するために児童相談所に相談したわけではありません。警察に通報したかったら最初からそうしたはずです。そんなことは露ほども思っておらず、父親から怒られた悔しさをどこかにぶつけたいと思って児童相談所に相談したものと思われます。

児童相談所は自ら接触も訪問もせず、確認の調査をするわけでもなく、警察に通報しただけです。実質的に児童相談所は「なんの仕事もしていない」のです。7兆円もの予算を使い、「24時間相談を受け付けます」と銘打ちながら、自分たちは仕事らしい仕事は何もしていないのです。

「警察が逮捕するべきと判断したのだからそれなりの事情があったはず」と思う方もいるでしょう。が、その判断も早計です。

警察の方でも、親子喧嘩をしている本人から直接通報があれば、一旦、現場に向かったとしても、そんなに大げさにはしなかったはずです。そんなことで逮捕などしていれば、キリがありませんから。

しかし、児童相談所からの通報となれば話は別です。警察から見れば、児童相談所が「自らの手では解決できない」「刑事事件に相当する」と判断したから、警察に通報したと認識しています。最初から「重い先入観」を持っていたのです。

しかも、児童相談所からの案件となれば、もし警察が自分の判断で大目に見たりして後で問題が起これば警察の責任になってしまいます。だから警察としては、法を杓子定規に運用し、暴力があったかどうかだけを確認して、逮捕ということになったのです。

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