注目すべきは、Uberだけの話ではないという点です。Microsoftは、社内のClaude Codeライセンスの大半をキャンセルし、自社のGitHub Copilot CLIに切り替えました。学習アプリのDuolingoは、いったんは「人事評価にAI使用量を組み込む」と決めたのに、現場の社員から「使うために使うことになっていないか?」という疑問が噴出し、撤回しました。Duolingo CEOのLuis von Ahn氏の言葉では、「実際の成果で評価する代わりに、AIをとにかく押し付けようとしているように感じた。中には、明らかに合っていないケースもあった」。
記事は、業界で広がっていた「tokenmaxxing(トークン使用量を最大化することが正義、という風潮)」が、ここに来て揺り戻しに入ったと整理しています。
私自身は、Claude Codeのおかげで爆発的な生産性の向上を得ているし、今のところ月額200ドルのプランで十分なので、全く不満はありませんが、組織としてメリットを得るのは簡単ではないのかも知れません。
現時点では、社会全体が「AIの上手な活用の仕方」を手探りで探している状態なので、こんな歪みが生じるのは当然だと思います。私が「AIによる産業革命は、まだ二~三合目」と言う理由がここにあります。
(本記事は『週刊 Life is beautiful』2026年6月2日号の一部抜粋です。「今週のざっくばらん」や「私の目に止まった記事(中島氏によるニュース解説)」のその他の8本、読者質問コーナーなどメルマガ全文はご購読のうえお楽しみください。初月無料です )
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