LINEもスマホもなかった昭和の方が“豊か”だった?心理学者が説く「便利断ちキャンプ」の驚くべき効果

 

便利断ちキャンプ

 「マインドトリップ」は自分の人生をもう一度生き直すようなものです。  ずらりと並んだ「並行宇宙」の別の時間軸に迷い込む体験と言っても良いでしょう。

 何度か「マインドトリップ」を繰り返していると、それだけでは物足りなくなるかもしれません。  そうなったら、今現在の生活をちょっといじってみてはどうでしょう。

 たとえば、情報化によって出現した「便利なもの」や「便利なサービス」のうちの何かひとつを選んで、できるだけそれを使わないで生活するのです。  別に、ずっとそうしろという訳ではありません。  1日とか2日とか、自分で決めた期間だけ、できるだけその便利な「文明の利器」を使わずに、既に昭和時代にもあったもので代用するのです。

 便利な環境から自分を切り離すのですから、これは、一種の「キャンプ」のようなものです。  「便利断ちキャンプ」ですね。

 たとえば、「LINE断ち」。  いつもなら、メールやLINEなどを使って「伝言」で済ますところを、グッとこらえて、敢えて相手に「電話」して用件を伝えるのです。  この時、ケータイは使ってもOKです。  「罰ゲーム」じゃないんですから、固定電話や公衆電話を使う必要はありません。  大切なのは、用件をLINEへの書き込みで済ませず、直接、「会話」で相手に伝えるという点です。

 言葉を使ってのやり取りの方が、自分と相手の関係は「温かいもの」になります。  相手の声の調子から微妙な感情の変化も伝わって来るでしょう。  会話のキャッチボールから、思いがけない「提案」や「計画」が生まれるかもしれません。

 子供たちが山やキャンプで誰かと仲良くなり、「親友」を作るように、便利な「文明の利器」を敢えて「断つ」体験は、あなたの「人間関係」にポジティブな影響をもたらすはずです。  少なくとも、そこからたくさんの「気付き」や「ヒント」が得られるでしょう。

 キャンプから帰った時、文明の利器に囲まれた現代の生活のありがたさを痛感することがあります。  同じことは、「便利断ち」をやった後にも起こります。  種々の情報機器や情報サービスのありがたさを再認識することで、これらの「使いこなし」が上手くなるのです。  現代の「人間関係」はこれらによって支えられていますから、そうした「利器」を上手く使えることは人間関係にとってもプラスになるはずです。

 ただし、そうした良好な人間関係が、さらに、お互いの肌の温もりを共有できるような親密な関係にまで発展するかどうかは、あなた次第です。

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