「分断によって失われた時間」をいかに断ち切るか
更に言えば、AI革命が人類全体の生活向上に貢献できるか、この街ならではの理念と現実の調整力も問われてくると思います。AIをどう人類の役に立たせるのか、今、シリコンバレーなどでは若手のエンジニアによる文明論的な模索が続いています。この点でNYという街は、資金調達と同時に、その後も新興企業を大きく育てていくのもNYが世界の投資を集約して行うことになります。
今は、証券監視とか規制など「どうでもいい」的な風潮があるにしても、NYには大恐慌とリーマンショックを乗り越えてきた「成長を支える金融インフラ」というものは確かにあります。それが健全な動きを見せてゆくことで、AIが人類の文明を歪めるのではなく、全員を幸福にする方向で開花するように仕向けていくこともできるはずです。
911はニューヨークという街を激しく変えていきました。その後に起きた変化も含めて、この街は結果的に全国に分断を発信してしまったのだと思います。そうした分断によって「失われた時間」をいかに断ち切るか、25周年にあたってニューヨークの街の責任は重たいものがあるように思います。
とりあえず、11日の金曜日には恒例となった厳格なフォーマットで追悼式が行われるようです。そこが、ニューヨークとしての、次の時代の出発点になることを願わずにはいられません。
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